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文化財情報 有形文化財 絵画 要法寺の画像
指定
高知県指定 有形文化財 絵画 指定年月日 平成 6年 5月20日
名称
要法寺の画像(5幅)
所在地・所有者
高知市筆山・要法寺
写真
紙本著色山内康豊画像
解説
紙本著色山内康豊画像
縦 90.8cm 横44.3cm 江戸時代
左斜向けに上畳上に座り、茶の地の内衣を着し、黒に紋所を刺繍したらしい肩衣をはおる姿に描く。角張った顔にしわを刻み、三角形の小さな眼、口ひげをたくわえた小さな口もとなど、像主の個性的な風貌を写実的にとらえている。画面最上部に日蓮宗特有のひげ題目「南無妙法蓮華経」を書き、その下に左から右へ賛文がしたためてある。
絹本著色慈仙院画像
縦 77.7cm 横 33.5cm 江戸時代
慈仙院は一豊・康豊の妹で、野中家に嫁しその孫に有名な野中兼山がいる。右斜向けに上畳上に座し、茶の波文様に白雲を散らした法衣らしいものをまとい、頭に白頭巾、手は合掌して数珠をかける。面貌は康豊ににて角ばった骨太の顔に細く涼し気な目なざし、きりっとした口もとなど、気丈な女丈夫の面影をよく描いている。上部には中央にひげ題目を墨書するのみで賛文はない。
絹本著色恵沾院[えてんいん]画像
縦86.0cm 横34.9cm 江戸時代
恵沾院は康豊の娘で、向って斜左に面を向け、上畳の上にうすべりを敷いて正座する姿に描く。水色地に唐花文様の小袖の上に茶の地に家紋と桜の花を散らした羽織を着け、左手に数珠を持つ。細面で小さな目鼻立ち、小ぶとりで総じて若やいだ感じだが、その面貌からは像主の病身を思わせる。上部にはひげ題目をはさんで弔詩がしたためられている。
紙本著色三十番神画像
縦 70.8cm 横 38.0cm 室町時代
紙本著色鬼子母神画像
縦 65.7cm 横 25.9cm 室町時代
その他の画像
絹本著色慈仙院画像
絹本著色恵沾院画像