佐高信さんの小説を読んでいると、佐高さんはどうも無類の猫好きのようです。切れ味の鋭い佐高さんの語り口を聞いていると意外?という感じを受けますが、切り口は別にして、心優しい方かなと想像します。
わたしはひとりっ子で、田舎で両親が共働きだったため、学校から帰るともっぱら愛犬と遊ぶことが多く、もともとは「犬派」です。犬は飼い主に忠実で献身的です。
父親が猟をしていた関係で、家ではセッターかポインターかのどちらかを飼っていましたが、個人的には毛足の長いセッターが好きでした。
結婚すると、妻は佐高さんと同じ無類の猫派に属していました。それまで猫には縁がなかったのですが、今ではわが家に、猫二匹、老犬一匹が同居しています。
子どものころは、猫はわがままで嫌だと思っていましたが、このわがままな猫が気まぐれのように甘えてくるのがかわいくて、妻の影響で猫派にも属するようになってしまいました。
最近、医療や福祉の現場では、人の心を和ませるペット療法があるそうです。また、学校現場でも、命の大切さを教える教育の一環として、動物を飼うということがあるように伺っています。
犬や猫だけに限らず、ペットは家族の一員として、人の心を和ませるものを持っています。一方では、生き物ですから、ほえたり、いたずらしたりしてご近所に迷惑を掛けてしまうこともあります。
できる限り、迷惑を掛けないように気を付けながら、毎晩出迎えてくれるわが家の猫たちに「ただいま!」と声を掛けて忙しい一日が終わります。
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