このページは,高知市広報紙「あかるいまち」に掲載されている「Mayor's Column 内和外順」のコーナーを再掲したものです。 |
よさこいの夏(2006年8月号) |
ことしもよさこいの暑い夏がやって来ました。 よさこい祭りは昭和二十九年に第一回が開催されてからことしで五十三回を数え、今や日本を代表する祭りに成長しています。 札幌ではことし六月に十五回目の「YOSAKOIソーラン祭り」が開催されました。その勢力の拡大に、「本家のよさこい祭りは大丈夫か?」という声も多くいただきました。しかし、ここ数年は五十年以上の伝統を持つ本場のよさこいの魅力が再評価されており、高知のよさこい祭りへの県外チームの参加が増えてきています。 よさこいの魅力は数々ありますが、自由奔放な踊りでありながらチームとしての統制が取れて美しいのが素晴らしい。そして「パワフル!」かつ世界中どこで踊ってもすぐ地元の文化と融合できるのがすごい。曲を作った武政英策さんや、正調の踊りを振り付けした日舞五流派の先達の先生方に心から感謝します。 一年を通じて、全国各地で「よさこい」の名称を付けられた祭りが二百カ所以上で開催されていますが、全国唯一の空白地帯が徳島県です。徳島県といえば、阿波踊り。阿波踊りは三百年以上の歴史があり、その歴史と伝統に敬意を表したいと思います。 よさこいは全国でまだまだ広がっていくでしょうが、放送タレントの永六輔さんは「よさこい祭りが全国各地に広がっていくのはいいが、地元にもともとあった伝統的な祭りがだんだん消えていっているのが心配だ」と言われています。 よさこいも日本各地にある地元の伝統的な文化や祭りと共存共栄し、発展していけるといいですね。 |
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