八月は全国各地で「よさこい祭り」が開催され、盛況でした。

　最近では「よさこい」の海外進出も増えており、中東のドバイや上海などでも喝采を浴びています。

　ことしはインドネシアで二番目に大きいスラバヤ市と姉妹都市締結十周年を迎えましたが、スラバヤ市でも平成十五年から「スラバヤよさこいフェスティバル」が開催されています。日本・ＡＳＥＡＮ交流年を契機として四年前に始まったこの祭りは「リンタス・ブダヤ・フェスティバル」と名称を変えてスラバヤ市の一大イベントに成長しています。

　インドネシアは非常に親日の国で、来年国交樹立五十周年を迎えます。日本と同じようにインドネシア各地域には素晴らしい祭りと踊りがたくさんあり、ことし七月に開催されたフェスティバルも、よさこい鳴子踊りが中心となり、さまざまな伝統的な踊りがミックスされた素晴らしい祭りとなっています。

　この祭りの特徴はジャワ州の伝統的な踊りを生かし、幼稚園児や小・中学生たちがそれぞれチームを組み、よさこい鳴子踊りにアレンジしていることです。子どもたちには伝統的な踊りの素養があり、足さばきや指の使い方、目線など、非常にレベルが高く、驚くほどうまく踊ります。十周年記念でともに参加いただいた旭食品踊り子隊の皆さんも驚いていました。

　高知発信のこの素晴らしい「よさこい文化」を大切にし、さらに交流の輪を広げたいと思います。