映画『はりまや橋』を鑑賞する機会があり、とても感動しました。
映画を見る前までは、「どんな映画に仕上がっているのだろうか?」という素朴な疑問がありましたが、とても深く考えさせられる、人間愛を強く感じる素晴らしい出来栄えとなっています。
この映画の監督は、平成4年に県内の学校で英語を教えていたアメリカ人のアロン・ウルフォークさんで、帰国後、コロンビア大学大学院の映画学科を卒業し、注目される作品を発表しています。
映画のプロデューサーは、有名な『リーサル・ウェポン』にも出演しているハリウッドスターのダニー・グローバー氏で、日本側からは高岡早紀さんや清水美沙さん、misonoさんなど、個性派ぞろいの配役となっており、映画全体を通じて、人とのつながりや、愛を見つめ直すテーマで貫かれており、いい映画だと実感しました。
映画のストーリーを紹介するのはルール違反なので遠慮しますが、全編を通じて土佐の山里の風景が美しく描かれており、日本人が忘れつつある子どものころの郷愁が深く感じられます。
国の芸術文化振興助成の支援もあり、ハワイの映画祭へも出品され、世界20カ国から上映の申し込みが来ているとのうれしい情報もあります。
日本の素晴らしさと、国際交流、人間愛の深さなど、この映画が完成した背景には多くの人々のつながりがあり、心から感謝申し上げます。