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内和外順高知市広報紙「あかるいまち」より


震災復興(2010年11月号)

市民とともに、震災復興に立ち向かう岡崎市長 先月、阪神・淡路大震災の復興を記念して神戸市に建てられた「人と防災未来センター」を視察する機会がありました。

 1995年1月17日、午前5時46分、阪神・淡路地域を襲ったマグニチュード7.3の直下型大地震の破壊力はすさまじく、高速道路は倒壊、病院や学校までもが全壊し、その後発生した火災により、まさに地獄絵のような惨状となりました。

 死者6,434人、全壊家屋10万4,906棟、被害総額約10兆円の大災害となりました。

 多くの肉親や友人を失い、人々は絶望に打ちひしがれました。絶望の極みから人々を救い、希望に向けて共に立ち上がったのは、同じように被災された地域の人々でした。

 被災直後から、多くの住民の方々が、がれきの下に閉じ込められていた近隣の人々を救い出し、救急措置を講じ、その後、がれきの中で炊き出しを始めました。

 阪神・淡路大震災から学ぶべき大切な教訓は、「もう一度、あの平和な地域の暮らしを取り戻す」という人々の強靱な意志です。

 この高知にも昭和50年・51年の連年の記録的な大水害から、たくましく復興した住民力があります。近づきつつある南海大地震では、激烈な被害が予想されます。

 絶望のふちに追い込まれることもあると思いますが、そのときこそ、「次の未来に向かって、必ず復興させる」という強い意志の下に、力を合わせて平和な暮らしを取り戻しましょう。

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