国内はもちろん、海外でも非常に評価の高い画家・中西繁先生の展覧会が、高知で開催されることとなり、大変うれしく思います。
中西先生は、建築を学ばれる一方で、画家としてもご活躍され、2度にわたって日展の特選に選ばれるなど、大変人気のある画家であります。
近年では、世界各地の美しい街並みを描かれる一方で、都市の厳しい荒廃をキャンバスに表現し、それを対比させるという、独創的な展覧会を東京や大阪など各地で開催し、大変な評判を呼んでいます。
この中西先生の展覧会を県外で鑑賞され、大感激された県内女性グループが、中西先生を半ば強制的に引っぱって来たことによって、このたび高知で大規模な展覧会が開催されることとなりました。
中西先生は、開催のきっかけとなった高知の女性の皆さまに、「土佐のはちきんパワーはすごいですね」と苦笑いされていましたので、わたしから「はちきん」の言葉の由来を説明すると、目を丸くして驚いていたのが印象的でした。
注目の「中西繁展『廃墟(はいきょ)と再生』in高知」は、4月14日から24日までの間、かるぽーと7階市民ギャラリーで開催されます。
素晴らしい大作が高知にやってきますので、ぜひ多くの皆さまに中西先生の作品をご鑑賞いただきたいと思います。