2011年3月11日14時46分、大変な大災害が発生しました。東北地方太平洋沖地震と名付けられたこの地震の規模は、日本最大のマグニチュード9.0という、とてつもない規模となりました。
岩手県沖から茨城県沖までの長さ約500キロメートル、幅約200キロメートルの海域で、プレートが裂けたことにより、地震が起こり、まちを大津波が襲いました。
約6分間というあまりに長いすさまじい横揺れは、関東地方にまで及び、直後に発生した津波の破壊力はすさまじく、東北沿岸部は、ほぼ壊滅状態となりました。今なお、行方不明の方々も多く、本当に心が痛みます。
東北地方の美しい海岸線のまち並みは、まるで空爆にあったかのように破壊し尽くされ、跡形もない状況に言葉もありません。原子力発電所にまで、大変な被害が生じています。
多くの県民・市民の皆さま方は、来るべき南海地震の津波被害を現実のものと強く感じ、恐ろしい思いをされていることでしょう。
今回、犠牲になられた多くの人々の無念さを胸に刻み、わたしたちはこれまでの南海地震に対する被災イメージを改めなければなりません。
将来、間違いなく発生する震災に備え、避難経路を確認するなど、日ごろから一人一人が自覚を持った防災活動が大切です。愛する家族を津波から守るためにも、地震直後には早めに高台へ避難するようにお願いします。