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内和外順高知市広報紙「あかるいまち」より


リハビリテーション(2012年10月号)

高齢者とともに、運動に励む岡崎市長 毎年9月は「敬老の日」行事が各地域で開催されています。ことし、高知県は人口比率で100歳以上の方が最も多い日本一の長寿県となりました。気候が温暖で、季節の旬の食べ物が豊富にあることもあって、ご長寿の方々が多いと感じます。

 9月1日時点で、高知市内で100歳以上の方は、男性が17人、そして女性はなんと176人となっており100歳以上の約9割を女性が占めています。この比率はほとんど変動しておらず、「土佐のはちきんパワーはすごい!」といつも実感します。

 本市の65歳以上の高齢化比率は約24%で、全国平均と同様ですが、ある地区では高齢化率が50%を超えているなど、かなり高い地域も増えてきています。

 今後の高齢化の進展を考えたときに、リハビリテーションの重要性が増してくるものと思います。

 本来の「リハビリテーション」の言葉の意味は、機能回復訓練ということだけではなく、人の人生に関わる「希望を持って生きる権利の回復(復権)」という大切な要素を含む言葉だといわれます。

 リハビリテーションは、訓練室の機能回復訓練にとどまらず、実生活に役立つ伝い歩きなどの日常活動を通じた訓練も重要です。

 脳卒中などで、身体能力が低下した患者さんが、目標を持ちながら、一人一人のやり方に応じて生きがいを持って生活できるように支援していくことが大切です。わたしたちも心から応援したいと思います。

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