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このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「Mayor's Column 内和外順」のコーナーを再掲したものです。 | ||||
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世界中の子どもたちや、多くの人々に愛された「やなせたかし」さんが昨年10月、94歳でお亡くなりになられました。高知県の漫画文化の巨星とも言える、やなせさんがいなくなったのは本当に寂しい。
90歳を超えられても青年のようにご活躍され、実はさまざまなご病気を抱えていたにもかかわらず、常に人々を幸せにする気づかいにあふれていました。 戦時中は、日中戦争にも従軍され、戦地で弟・千尋(ちひろ)さんを亡くされているので、平和を守り抜く意志は誰にもまして強かったと思います。 すべてがユーモアにあふれ、常に新しいことに挑戦し続け、最後まで周りの人たちを驚かせながら、人々の笑顔の中心にありました。 実は、やなせさんは、2011年春に「生前追悼集」を編集しており、多くの著名人から、生前に追悼文を募っていました。しかし、東日本大震災が発生し、出版中止となっていましたが、本年3月に、本当の追悼号となる『詩とファンタジー』が出版されています。ちばてつやさんからは「やなせ先輩、あなたはいつも若い女性に囲まれて。楽しそうに詩を作って。楽しそうにイラストを描いて。世界中の子供達から、たくさん愛されて。シャイでおしゃれで粋な『ノスタル爺さん』でした。」という追悼文(要約)が載せられています。 漫画家・西原理恵子さんからは、「先生、紅白(NHK)に出してあげられなくてごめんなさい。」 やなせさんのご冥福を祈ります。 |
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