昭和2年から全国市長会や後藤・安田記念東京都市研究所などが主催している全国都市問題会議が、初めて高知市で開催されました。
10月9・10日に開催された第76回大会は、「都市と新たなコミュニティ」をテーマとして、全国各市から、約2千人の市長・議長・議員、行政関係者をお迎えし、大盛況の大会となりました。高知市からは、精力的に各地区で取り組んでいるコミュニティ計画や、最近の地域協働の取り組み事例を紹介させていただきました。
特に、高知市独自の「子どもたちのまちづくり」が注目を集めました。
「こうちこどもファンド」では、「どんなまちづくりを進めるか」というプレゼンテーションを子どもたちが行い、その評価を小学生・中学生・高校生の計13人で構成するこども審査員を中心に、団体と意見交換を行い、審査します。そして、子どもたちの提案事業が採択されますと、一事業について、上限20万円までの事業費が認められます。
全国的に見ても、こども審査員が中心となって事業を審査しているところはなく、今回の事例紹介で各地の注目を浴びました。高知市が成功している背景には、「子どもたちの能力を信じること」そして、子どもたちを「しっかりとサポートできる地域の力があること」が成功につながっています。
子どもたちの可能性を信じながら、「子どもたちが自ら考えるまちづくり」を積極的に進めてまいります。
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