土佐の中山間地域では、ユズの収獲が終わった頃かと思います。
ユズ生産が盛んな地域でもある土佐山地区で、小中一貫教育校の「土佐山学舎」が完成しました。
8月初旬の台風12号・11号の影響で、既存の土佐山中学校校舎が予想外の浸水被害を受けたために、予定を前倒して、新築の土佐山学舎に移転しました。新しい校舎は、土佐の木材をふんだんに使い、床は木質フローリングを貼り、教室の扉なども木の建具でできており、すばらしい校舎となっています。
「4年・3年・2年」の学年区分を置き、子ども達の「志(こころざし)」を育てることを基本に、小学校の早い段階から実践的な英語教育を導入します。5・6年生では、中学校の先生などによる「教科担任制」の授業も行います。また、土佐山の歴史や文化、中山間地域における暮らしなどを学習・体験する「土佐山学」を学べることができるのも特色の一つです。全ての教室に電子黒板を導入し、理科や図形なども動画や三次元で分かりやすく見ることができ、子ども達には、タブレット端末を準備する予定で、最先端のICTを活用した授業が行われます。
市内からのスクールバスも稼働する予定で、10月に開催した土佐山学舎の説明会には、90人余りの方々が参加され、人気を呼んでいます。
地域の皆さんと一緒になって、「ふるさとに誇りを持ち、たくましく、豊かに生き抜く子ども達」を育てていきたいと思います。
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