毎年、お正月は、ふるさと宿毛へ帰省し、箱根駅伝の放送を見るのが楽しみになっています。
今年は、お正月から素晴らしいレースを見せてもらいました。私の出身校の青山学院大学が、信じられないようなレース運びで見事に優勝しました。原監督はじめスタッフの皆さん、なにより史上最高のタイムを記録した選手の皆さんに心からお喜びを申し上げます。
出場10人の選手の多くが区間1位・2位を占める完全優勝となり、驚くばかりです。原監督も「勝負は来年」と思い、下級生を中心にオーダーを組んでいたので、優勝してしまったことに実はびっくりしたそうです。特に「山の神」と呼ばれた元・東洋大学・柏原選手が持つ歴代最速タイムは、関係者の間で「誰も抜けないだろう」と言われていましたが、青学5区のランナー・神野大地(かみの だいち)選手が、まさに駿馬(しゅんめ)のごとく走り抜けていきました。東洋大学のエース柏原選手のストイックな走りも大好きでしたが、神野選手の走りは、駅伝関係者の想像を超えています。体重わずか43キロ、女性のように軽いボディに、ターボエンジンのような心肺能力を持つ神野選手の走りは駅伝の常識を打ち破りました。
柏原選手も「山の神と呼ばれる重圧から、解放されてよかった」とコメントしています。来年からは全ての大学が青山学院を追いかけてくるでしょう。来年の箱根駅伝から、また目が離せなくなってきました。
おめでとうございます。
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