3月下旬から、富山市でエンジンゼロワンが開催され、久しぶりに富山市に行く機会がありました。
数年ぶりの富山市は、中心市街地の再開発事業もかなり進み、見違えるように再生していました。中心部にあったデパートが撤退し、活気が失われていたメインストリートでは、デパート跡に大規模な図書館が建築中であり、設計コンペで選ばれた著名な建築家・隈研吾(くまけんご)氏による木材をふんだんに使った注目の図書館です。
幸いにして、建築中の新図書館の内部を見学することができましたが、隈研吾らしい、木材のルーバー(羽板(はいた))を大量に使った斬新な構造となっており、開館が楽しみです。
また、富山駅前に2年前にオープンした「とやまこどもプラザ」が素晴らしい施設となっています。利便性が高い駅前にあるこのプラザには、図書館分館やこども図書館をはじめ、子育て支援センター(愛称・子育てほっとステーション)、こども発達支援室、子どもたちが自由に遊ぶ「こどもひろば」などが併設されています。コンパクトな施設ではありますが、駅前という立地条件から、この子育てほっとステーションでの相談実績は、年間6万人もの方々が利用されており、大盛況です。
本市では、市内中心部に子育てのための拠点施設がないため、大変参考になりました。少し時間はかかると思いますが、中心部における子育て支援のための拠点施設の構想を考えてみたいと思います。 |