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このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「Mayor's Column 内和外順」のコーナーを再掲したものです。 | ||||
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男性と女性の「脳」の思考回路を研究している「黒川伊保子(いほこ)」さんという人工知能の開発者がいます。彼女が書いた『男と女の脳科学』という、ちくま新書の本がやたらおもしろい。 専門外の人たちは、「男性も女性も脳の構造は同じだろう」と一般的に思い込んでいる場合が多いようですが、実は大きく異なるらしい。 彼女は人工知能を開発するICT(情報通信技術)の専門家で、開発中に、その違いをはっきりと認識したようです。 さまざまな色彩の微細な違いを女性脳は識別できるように、脳の働きには性差があり、右脳と左脳の交流機能が発達している女性脳は、目の前で起きるわずかな変化も見逃さないので、男性のうそはすぐにばれてしまいます。 男性の脳は小さな変化には疎(うと)く、女性の髪型が変わったのに気が付かず時々お叱りを受けたりしますが、男性脳は、興味があることには、とことん探求を続ける利点があります。 女性の脳は、どんな変化にも対応できる、まさに臨機応変型で、男性の子細な変化を無意識のうちに察知しているらしく、男性の隠し事も直感で分かる能力が備わっているそうで、「う〜ん、恐ろしい」。 男性の方も一読しておくと、きっと助かりますよ。 ちなみに、この本の正式なタイトルは『キレる女 懲(こ)りない男』というクレームが来そうな題名となっています。ご一読を。 |
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