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このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「Mayor's Column 内和外順」のコーナーを再掲したものです。 | ||||
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本年8月、東北地方や北海道において甚大な被害を引き起こした台風10号は、まさに迷走台風となりました。 一時は、沖縄まで南下し、暴風域では車が飛ぶほどの猛烈な強風をもたらした一方で、まさかの反転をし、東北地方に上陸しました。 気象台が観測を始めて以来、東北の太平洋側から台風が上陸したことはなかったのですが、史上初の台風となりました。元々、東北から北の地域には台風は来襲しないために、東北や北海道を流れる河川では、春先の「雪解け水」の流下を処理できればよかったので、西日本のような高い堤防は造られていません。 東北や北海道の河川は、平野部を長距離にわたってゆったりと流れる河川が多いために、台風10号のような猛烈な豪雨を受け入れる河川容量ではありません。 岩手県岩泉町では、鉄砲水による河川の氾濫で急激に水位が上がり、逃げ遅れたグループホームに入居中の方々をはじめ多くの人がお亡くなりになるなど痛ましい被害が発生しました。 実は、岩泉町は東日本大震災で大きな損害を被ったために、高知市から職員を長期間にわたり派遣し、やっと復旧のめどがついたばかりでありました。岩泉町の伊達町長もよく高知を訪れていますので、ご心労は大変なものがあると思います。 北海道の姉妹都市北見市では、収穫前のタマネギが大きな被害に遭い、全国に影響が出ています。 これらの台風災害は、人ごとではありません。台風に備えて、万全の体制を取ってまいりたいと考えています。 |
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