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このページは、高知市広報「あかるいまち」に掲載されている「Mayor's Column 内和外順」のコーナーを再掲したものです。 | ||||
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昨年12月の国連総会の委員会において、「11月5日」が国連の共通記念日である「世界津波の日」に制定されました。 11月5日は日本の「津波防災の日」でもあります。 今般「世界津波の日」に制定された「11月5日」は、安政元(1854)年の「安政南海地震」が発生した旧暦の日となります。現在の和歌山県広川町のヤマサ醤油7代目当主の濱口梧陵(ごりょう)が、収穫前の大切な稲むらに火を付けて、人々を集め、大津波から多くの村人を救った有名な「稲むらの火」が、世界共通の記念日となったものです。 「稲むらの火」の逸話は、小泉八雲(やくも)(パトリック・ラフカディオ・ハーン)によって明治30(1897)年に英訳で紹介され、世界中に配信され、多くの人々の共感を呼びました。 「世界津波の日」の記念すべき初回の年に、県内の黒潮町で、11月25日・26日に世界各国の高校生、海外247人・国内110人が集結し、「高校生サミットin黒潮」が盛大に開催されました。 世界約30カ国から参加した高校生たちは、命の大切さを堂々と英語でスピーチし、多くの人々に感動を与え、世界初の素晴らしいサミットとなりました。 実は、稲むらの火の濱口梧陵と坂本龍馬には意外な接点があります。 嘉永3(1850)年に梧陵は江戸で佐久間象山と勝海舟に会っており、このことが縁となり、文久3(1863)年に和歌山で、海舟と龍馬、梧陵が出逢う機会がありました。 歴史の深みを感じます。 |
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