全国で初めてとなります、県立・市立の合築図書館の建設が進んでいます。
　工事途中で東洋ゴムの免震装置の不正の影響を受けて、1年余り工事が中断しましたが、昨年４月から急ピッチで工事が進ちょくしています。
　「オーテピア（愛称）」は、「県立・市民図書館」、県内唯一の「声と点字の図書館」、そして「高知みらい科学館」を合わせ持つ大型複合施設となります。
　この施設は南海トラフ地震等の災害時にも、最新の免震構造で激しい揺れを最小限に抑えることができ、商店街のお客さまをはじめとする三千人の方々が避難可能な施設となりますので、３日分の水や食料の備蓄を予定しています。
　新図書館は、市民の皆さま方が知識を高めることに役立つのはもちろんですが、そのほかにも多くの課題解決につながる情報提供を積極的に実施していく予定です。
　特に、最近は、防災への関心が高まっていることに加えて、ご自身やご家族の「健康」に関する関心が高まっています。
　例えば、ご家族が肺がんになったときに、個人では、専門病院がどこにあるかなどは、なかなか調べにくいものです。
　新図書館の３階には、「健康・安心・防災情報」の専用コーナーを設ける予定です。
　また、高知みらい科学館には、台風や地震、地球環境など、地球に関する１００以上の情報を映し出せるデジタル地球儀を設けますので、子どもたちは目を輝かせることでしょう。
　来年夏の開館が楽しみです。