それぞれのメディアが、中国で急速に進展しつつある「シェアリング」に注目しています。
シェアリングとは、特定の商品や空間などを共用で使うことであり、広くシェアリングされている事例には、レンタカーなどがあります。
今、中国の都市部では約10億人に普及したと言われるスマートフォンを活用した電子決済の利用が急激に拡大しています。いまや、すべての分野における支払いが現金ではなく、スマートフォンで実施されるようになっています。
この、爆発的に普及したスマートフォンを利用してシェアリングサービスが拡大しつつあります。中国は自転車大国であり、これまでは一人一台の自転車が当たり前でしたが、過度の自転車の利用が都市の大渋滞を引き起こす要因にもなっていました。この問題を解消するために、都市部では自転車のレンタルサービスが始まっています。料金が安く、駐輪場を確保する労力を省くことができるため、随所で利用が広がってきており、支払いはすべてスマートフォンで行います。
日本でも、外国人観光客が大幅に増えてきていることに伴い、観光地の荷物預かり所やコインロッカーが不足しているため、街中にある飲食店のスペースで大型のスーツケースを預かるサービスが始まりました。お店側からすると、荷物を預かれば、必ず取りに来ますので、飲食をしていただく機会が増えるわけです。
シェアリングは社会の中で急激に広がっていく可能性があり、新たなビジネスとしても注目していきたいですね。 |