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27大おおとよちょう豊町高知市から34.3km車:約35分鉄道:約40分四国の中央部を東西に貫く「四国山地」上に位置し、標高200m〜1400mの山岳地帯である大豊町。平坦な土地はほとんどなく、耕地はまちの総面積の内、わずか1.1パーセントだ。北部は愛媛県と徳島県に接しており、一級河川の吉野川がまちのほぼ真ん中を流れている。年平均気温は14度で、夏は比較的涼しく、冬には南国の高知としてはめずらしい雪が降る寒暖差[問合先]大豊町プロジェクト推進室高知県長岡郡大豊町津家1626genki@town.otoyo.lg.jp0887-72-0450一級河川の吉野川が流れる山岳地帯(上)日本でも有数の激流ポイントがある吉野川でラフティング(下)昔から大豊町に伝わる、日本唯一の「碁石茶」の茶畑が大きい気候だ。年間を通して雨が多いことも覚えておきたい。大切に受けつがれてきた地域の習慣やしきたりもあるため、地域の文化を大切にしながら暮らせる人におすすめのまちだ。本もとやまちょう山町高知市から43.1km車:約50分鉄道/バス乗り継ぎ:約1時間本山町の四季は、春は桜やシャクナゲ、夏は清流でのアウトドアスポーツや吉野川でのカヌー体験、秋は黄金色に色づく棚田や紅葉、冬は木々にかかる雪の静寂など、自然の移ろいが感じられる。まちの北部には、その昔、土佐藩の財政を救ったことでも有名なヒノキの生産地である白髪山が広がる。また、奥おくくいしやま工石山では世界的にめずらしい「紅こうれんせき簾石」が[問合先]本山町まちづくり推進課交流推進班高知県長岡郡本山町本山504koryu@town.motoyama.lg.jp0887-76-3916四季の移ろいが美しい(上)嶺北地域のアウトドア拠点となる複合施設「アウトドアヴィレッジ本山」(下)毎年8月の第1日曜日に開催される「吉野川いかだ祭り」見られ、高知県天然記念物に指定されるなどして、注目が高まっている。自然や美しいランドスケープが大好きな人に、ぜひとも訪れてみてほしいまちだ。土とさちょう佐町高知市から49.8km車:約1時間鉄道/バス乗り継ぎ:約1時間30分「住民ひとりひとりが主役のまち」をめざす土佐町。特に移住者による活躍がめざましく、地元住民とともに地域づくりに励んでいる。なかでも先輩移住者が運営する「れいほく田舎暮らしネットワーク」のサポートは手厚く、土佐町へ移住を検討している人の心強い味方だ。また、移住者にとって魅力的なのが、土佐町の棚[問合先]土佐町企画推進課高知県土佐郡土佐町土居194tosat-21@town.tosa.lg.jp0887-82-2450先輩移住者が大活躍斜面を埋めつくす棚田と山深い土佐町だからこその地形が織りなす、すばらしい景観をぜひ訪れて確かめてほしい。田。山なみに幾重も連なる棚田のさまは息をのむほど美しい。また山間部特有の寒暖差のおかげで、甘みあふれる米がつくられている。日常の何気ないひとときで、吉野川の支流の青さに見惚れながら暮らすのも、きっといい。大おおかわむら川村高知市から64.3km車:約1時間25分高知県の北端、吉野川の源流域と四国山脈の懐深くに位置するのが大川村。人口は約400人で日本最少(離島を除く)の村だ。近年では20代〜30代のU・Iターン者も多く、村はにわかに活気づいている。地域おこしに励む人が多いのも特色だ。基幹産業は林業や畜産業で、最近は高知県の新ブランドの地鶏である「土佐はちきん地鶏」の生産に力[問合先]大川村むらづくり推進課高知県土佐郡大川村小松27-1muradukuri@vill.okawa.lg.jp0887-84-2211U・Iターンで注目される、日本最少人口のまち(上)巨大なブナ原生林や希少な高山植物を有する「大座礼山」(下)生産量が少なく、村外ではなかなか味わえない「大川黒牛」を注いでおり、生産の職に就いている移住者も多い。そして子育て支援も県内有数の充実っぷり。保育料をはじめ、中学卒業までの医療費、保育園・小中学校の給食費、これらすべてが無料なのだ。ひとりひとりが大切にされる、そんな環境で暮らしてみよう。