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39黒くろしおちょう潮町四しまんとし万十市高知市から95.3km車:1時間45分鉄道:約2時間高知市から105.4km車:約2時間鉄道:約2時間自然とアートが楽しめるまち四万十川を存分に堪能[問合先]黒潮町企画調整室地域振興係高知県幡多郡黒潮町入野5893番地kikaku@town.kuroshio.lg.jp0880-43-2177[問合先]四万十市企画広報課高知県四万十市中村大橋通4-10iju@city.shimanto.lg.jp0880-34-1129太平洋に面する黒潮町は、漁業などの第一次産業が主力。カツオのタタキで有名な「土佐カツオ一本釣り漁業」が盛んで、近年では完全天日の塩も代表的な特産物となっている。そして、自然を活かした「砂浜美術館」はぜひ訪れたいスポット。美しい砂浜を美術館に見立てており、「Tシャツアート展」はもちろん、漂流物や日常の風景さえ作品となる場所。また、サーフィンスポットも豊富。高知県の西南部に位置する四万十市。日本最後の清流・四万十川ではカヌーやサップを楽しむことができる。美しくなだらかな四万十川にかかる沈下橋と、山々の絶景を見ながらのドライブやサイクリングも心を和ませてくれるだろう。また「平野ビーチ」や「双海ビーチ」には1年中サーファーたちが訪れる。1日の中でも寒暖差があり、ありのままの自然を体感できる。黒潮町の代名詞になっている「砂浜美術館」は、アートだけでなくサーフィンも楽しめる。名物「鮎」は香魚とも呼ばれ、四万十川そのものの香りが楽しめる魚。塩焼きがおすすめだ。土とさしみずし佐清水市三みはらむら原村高知市から136.5km車:約2時間35分鉄道/バス乗り継ぎ:約3時間30分高知市から129.1km車:約2時間30分四国最南端の美しさ日本の原風景が残る村で、ていねいな暮らし[問合先]土佐清水市企画財政課地域づくり支援係高知県土佐清水市天神町11-2iju@city.tosashimizu.lg.jp0880-82-1181[問合先]三原村地域振興課高知県幡多郡三原村来栖野346shinkou@vill.mihara.lg.jp0880-46-2111四国最南端にある土佐清水市は、高速道路も鉄道も通っていないため、東京からの移動時間をもっとも要する場所だ。市全体が足摺宇和海国立公園に指定されており、黒潮が接岸する足摺岬や、奇岩で知られる竜串・見残海岸などのダイナミックな自然があふれる。年間を通して温暖で過ごしやすいまちなので、寒がりの人にもおすすめだ。高知県の西南部で、山間に位置する三原村。昔ながらの文化や日常の営みを守って暮らす村だ。今は地方でも少なくなった「日本の原風景」を垣間見ることができ、人とのつながりを大切に、自然に逆らわず、旬の食材を手間ひまかけて育み、食す。農業の研修生制度と移住お試し用のシェアハウスもあるので、小さな村での暮らしを体験してみよう。足摺を中心とする近海は潮の流れがはやく、えさが豊富なことから「土佐の清水さば」は絶品。三原村の特産品であるお米でつくった「どぶろく」が人気。お米の甘さが生きた逸品。大おおつきちょう月町高知市から140km車:約2時間40分高速バス:約4時間県内で唯一の本マグロ養殖地[問合先]大月町まちづくり推進課高知県幡多郡大月町弘見2230kikaku@town.otsuki.lg.jp0880-73-1181南を太平洋、西を豊後水道に囲まれ、高知の端にある大月町。海の幸が豊富で、県内で唯一本マグロの養殖を行っている。温暖な気候にも恵まれており、ハウス栽培のナスや露地野菜(根菜など)、葉タバコ栽培など農業も盛ん。地元の小・中学校では地域密着型の教育が受けられ、給食もおいしく、子どもたちが安心してのびのびと成長できる環境だ。透明度が抜群の海が自慢。柏島周辺では、船が浮いて見えるほどの透明度だという。宿すくもし毛市高知市から128.8km車:約2時間30分鉄道:約2時間四季折々の自然の表情と食を楽しめるまち[問合先]宿毛市企画課移住定住推進室高知県宿毛市桜町2-11165@city.sukumo.lg.jp0880-63-1118四国の西南端に位置し、全国に先駆けて桜前線が上陸する宿毛市。海、川、山、離島と屈指の自然が揃う“自然の楽園”だ。なかでも豊後水道に面した宿毛湾は「魚のゆりかご」天然の養殖場」と称されるほど魚種の豊富な海で、新鮮な魚介類をいつでも堪能することができる。また、四季折々の柑橘類の栽培が盛んで、文旦(ぶんたん)、小夏、直七は全国有数の産地である。宿毛湾に冬の訪れを告げる“だるま夕日”。別名「幸運の夕日」と呼ばれる。