移住レポート
report
ストレスのない余裕のある生活
長谷岡 勲さん
18歳から16年間海外生活を経て2016年に高知県へ移住。一次産業インターンシップ運営・地方創生の仕事に就く。
週末に好きな場所に
行くのではなく、
毎日好きな場所に暮らす
18歳の時に日本を出て16年の海外生活から帰国。4年程果物、野菜の行商を通して日本で働くことで様々な人に触れることが出来きました。
本当はストレスのない余裕のある暮らし、良い環境の場所で住みたいはずなのに。社会の流れから仕事中心の生活になり、その環境が当たり前になり、そのうちに抜け出せなくなる。飯が食えるのであればそれで十分なはず。自分で考える本当の豊かな生活とは何なのか?というようなことを考えていたころ、友達の一人が登山仕事を見つけ新しい場所での生活を始めました。
仕事に追われるだけでなく、野山に囲まれた田舎での生活を満喫したい。都市部で働いていても結局休みの日には登山に行ったり、田舎に行ったりと、実際、自分が住んでいる場所にいないし、あんま好きでもないんちゃうかと。であれば、生活の拠点を週末過ごしているような自分の好きな場所に移して、そこで仕事も生活もした方がええんちゃうか、と思い、その友達が引越しした場所を訪問、その翌月にあったふるさと回帰フォーラムに誘われフラっと参加。そこで3週間の農業研修を紹介され、そこまで長期で休むことも出来なかったので辞職し、研修に参加。高知県の田舎に残る伝統文化に惚れ込み2か月後には移住することになりました。
地域の住民と
移住者間の交流も盛ん
土佐町に来た理由は、やっていきたいことが出来そうだったためです。今は、一次業(農・林・漁・畜)のインターンシップ運営の仕事をしています。農業体験イベントツアーの企画運営、農コンイベントの企画運営、地域のPRイベントの実施なども行っています。
土佐町のある“れいほく地域”は「四国の水瓶」と呼ばれる日本有数の水どころ・米どころ。美しい棚田の風景を臨むことができます。また、良質な水から都市向けに多種多様な野菜の栽培、花きの栽培も盛んに行われています。移住者への受け入れ態勢が大変充実しており、移住者間の交流だけでなく地域の住民と移住者間の交流も盛んです。先日は家に帰るとシカが丸ごとおすそ分けとして玄関に置かれておりました(笑)。
アドバイス
- これから移住を考えている方に、伝えたいことはありますか?
- 思い立ったらすぐ行動。今まで何とかなってきたように、どこへ行ってもなんとかなります。