高知の水道水がおいしいのは水源に恵まれているおかげです
水のおいしさを決めるのは,水温,臭気強度,カルキ臭の原因となる残留塩素,味に影響を与える硬度,蒸発残留物,有機物の含有量を示す過マンガン酸カリウム消費量,溶けている二酸化炭素の量を表す遊離炭酸など。このような量がコクや味,臭い,さわやかさを左右します。
1985(昭和60)年,厚生省の諮問機関「おいしい水研究会」が全国都市(人口10万人以上)のなかから32都市を「水道水のおいしい都市32」として発表しましたが,高知市も四国で唯一それに選ばれました。
これは何といっても清流鏡川のおかげでした。高知県の地質的特徴である石灰岩などが適度なミネラル分を補うのでしょうか。仁淀川取水も開始された現在でもそのことは変わりありません。
この高知の水がおいしいという気持は高知市民共通の財産です。高知市上下水道局も,この「安全でおいしい高知の水」を末永く,守っていきたいと思います。
項 目
おいしい水の要件
針木浄水場系給水栓
旭浄水場系給水栓
蒸発残留物 (mg/L)
30 - 200
58
60
カルシウム,マグネシウム等(硬度) (mg/L)
10 - 100
38
37
遊離炭酸 (mg/L)
3 - 30
2.4
1.8
有機物等(過マンガン酸カリウム消費量) (mg/L)
3以下
0.43
0.46
臭気強度 (TON)
3以下
1
1
残留塩素 (mg/L)
0.4以下
0.3
0.3
水温 (℃)
20以下
17.4
17.9
注1:高知市の水は,河川を主な水源とするため,遊離炭酸は例年3mg/L前後で,おいしい水の要件と比べると,若干少ないことがあります。
注2:高知市の数値は2010(平成22)年度の平均値
注3:有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)は有機物(全有機炭素(TOC)の量)の値から換算した数値となっています。
問い合わせ先
上下水道局浄水課