令和6年度第3回高知市自立支援協議会 令和6年12月23日(月) 18時30分〜20時30分 総合あんしんセンター 3階大会議室   1開会 開会挨拶 資料確認   2日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項 (1)事務局説明 資料を用いて説明。 質疑応答なし。   (2)事業所報告 @にじいろホーム瀬戸 Aにじいろホーム上町 Bにじいろホーム介良 Cラシエル高知 3その他 4閉会 (会長) @「日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項」をにじいろホーム瀬戸に依頼した。 (にじいろホーム瀬戸)  資料に基づいて説明。  計画相談支援について,別法人の計画相談における作成は20人で,自法人の計画相談による作成は0人と訂正あり。 (副会長)  昨年の評価の中で,知的や精神の方が多いというところで,事業所側から過ごし方の提案と課題の中で事例検討の提案を自立支援協議会からさせていただいた。進捗があれば教えていただきたい。   (にじいろホーム瀬戸)  利用者の方が同じ空間で過ごすため,個別に対応したスペースの確保が必要と認識している。現在,生活介護にそのような区切ったカーテンや座れる場所を確保している。併設されている相談室は,本来であれば職員との担当者会で活用するが,普段利用者の方が落ち着けない状況が出てくるようであればこういった個別の部屋にご案内するという動きもとっているため,若干ではあるが,昼間過ごしていただくことに関しては改善できた部分があると報告を受けている。  また,事例検討については,私共のグループ内で虐待防止や感染症委員会がある。実際の事例について,対応をこうしたとか,こうすればよかったのではないかということを話している。特に感染症に関しては,利用者,職員複数名でコロナに感染することがあったため,対応を1年終えた後に,感染症委員会で感染予防の方法としてこういうやり方をした方がいいのではないかというような話も出た。 (副会長)  昨年課題にあげていた事例の件で,事例検討の提案が出たと思うがその後の進捗は。 (にじいろホーム瀬戸)  実際に相談員にも話が出ていたので,最終的に話し合いをした。対応の結果,今もその方は安定して生活をしていると聞いている。 (委員)  施設内での転倒であったり,体調が悪くなったりしたときに施設がどのように対応しているか教えてほしい。 (にじいろホーム瀬戸)  例えば転倒した直後の通院や感染症にかかった初期対応は,施設の看護師,管理者が連携して対応に当たる。ただし,中には家族等に依頼しつつ,通院に行っていただいたり,中には外泊をしたりも相談しながら対応している。基本的に24時間職員がいるというのもあるが,トラブルが起きた際に初期対応は施設職員でしている。 (委員)  金銭管理を有料で行っており,家族宛に出納帳の写しとレシートを郵送しているとのことであったが,送料の負担は施設・利用者のどちらがしているか。また今後郵送ではない方法を検討しているか。 (にじいろホーム瀬戸)  送料は施設が負担している。利用料金の請求を月1回郵送しているため,そこに1か月分の出納帳やレシートを添付している。都度,ご家族から金額が知りたいとか,レシートの内容を確認したい場合は直接問い合わせ等いただいているが,基本的には月1回郵送での対応である。 (委員)  ヒヤリハットの件数が少なく感じた。どういったときにヒヤリハットとして取り扱うかの基準はあるか。 (にじいろホーム瀬戸)  ヒヤリハットは転倒しそうだったとか,このままだと怪我をする状況だったとかというあくまで未然に防げている場合をヒヤリハットとして定義している。事故報告書になると実際に転倒してしまったとか,トラブルが起きてしまったということになる。職員のどこからどこまでがヒヤリハットで記載するかというのは確かに件数が少なかったり,曖昧だったりする部分があるため,今後も研修等を通じて認識を深めたい。 (委員)  その日あった事で申し送りはあるかと思う。その中で話があって解決した,しなかったこともあると思うのでその辺もよろしくお願いしたい。 (副会長)  この度いきいき百歳体操を開設していただいた。この地域でいきいき百歳体操のニーズを地域包括支援センターが押さえていて,この地域で体操をやりたいという声が職員からもあったので会場として開放していただいてできたことは良かった。  もう1つ,初回に事業所のことを住民へ教えていただいたことを聞いている。住民への福祉教育の場と障害の理解がすすんでいくというところで非常に良い取り組みをしていただいた。今後,このいきいき百歳体操が継続をしていくと同時に,いろいろな学びの場にもなると思うので,日を重ねたときに障害のことについてとか話をしていただけたら,地域住民の福祉教育の場になるのでとても期待しているので頑張っていただきたい。 (会長)  地域との繋がりを言われている中で,そういった取り組みは本当に今後も続けてもらいたい。グループ問わず,同じように日中サービス支援型グループホームをしているところにノウハウも広げてもらいたいので今後ともお願いしたい。 (会長) A「日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項」をにじいろホーム上町に依頼した。 (にじいろホーム上町) 資料に基づいて説明。  計画相談支援について,別法人の計画相談における作成は19人で,自法人の計画相談による作成は0人と訂正あり。 (委員)  強度行動障害の方の受入れ件数が0件だが,相談自体が0件であったのか何かしら断らなければならない実情があったのか教えてほしい。また,強度行動障害支援者養成研修,実践研修を受講している職員の人数も教えてほしい。   (にじいろホーム上町)  強度行動障害のある利用者の見学についての依頼はあり,入居できないと設定しているわけではない。特に区分が重い方はそういった障害がある方もいるので,我々としても対応できる職員が増える必要があると思っている。研修受講者についての把握は現時点でできていないが,今後できるだけ研修に参加できるような体制は整えていきたい。 (委員)  その他の「親の高齢化やその他の事情等による親御さんへの対応」についての内容が背景であるため,事業所でその背景についてどのように対応されているか教えてほしい。 (にじいろホーム上町)  60代の利用者が多く,家族へ依頼をすることに限度があることは感じている。例えば金銭管理は施設で対応できるが,通院同行が難しいという場合は,ヘルパーの通院同行サービスを利用いただく方も多い。お金の課題や今後の生活について,担当者会の時に家族へ相談することもあるが具体的に対応できない部分もあって課題が大きいと感じている。   (委員)  精神の方が多いが,精神障害に関しての研修を受けている職員はいるか。また,対応に苦慮した場合のスーパービジョンについての体制はあるか。   (にじいろホーム上町)  法人の動画研修で精神分野を取り扱うことがある。精神科勤務経験のある看護師を中心にして職員会議の中で話し合いをする。直近では精神薬をたくさんのんでいる関係で嚥下が難しくなり,口に物をため込んでしまい,嚥下障害を起こすことを看護師は知っているが,介護職員からするとそこがわからなかったというような話を職員会議でした。  スーパービジョンに関しては看護師が精神の病気,病院との連携に関してはエキスパートでやっているところがあるため,その看護師を中心にして,精神の病気をもつ方の理解と支援の仕方というところは,法人内の事業所と比べて重点的にできていると思っている。   (副会長)  課題に成年後見制度のことが書かれているが,職員の理解がすすめばいいのか,利用者への説明なのか,家族への説明なのか,どのような必要性を感じているか。   (にじいろホーム上町)  施設で成年後見制度の利用をした方がいいのではないかと思う方は実際にいる。施設として話をすることはあるが,通帳を他人へ預けることも関わってくるので踏み込んで話をすることがハードルになっている。職員,家族,利用者への情報周知不足もあるため,職員への教育の中で成年後見制度の理解を深め,家族,利用者にも必要性の理解や説明は継続的にしていく必要があると思う。   (会長)  管理者とサービス管理責任者は兼務しているか。兼務しているようであれば,現場との連携をどのようにしているか。   (にじいろホーム上町)  にじいろホーム上町,瀬戸,介良はいずれも兼務である。それぞれの業務をすることの難しさを感じることはあるが,各事業所にリーダー及び主任を配置しており,その職員と連携しながら事業所運営や利用者支援を展開している。 (会長) B「日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項」をにじいろホーム介良に依頼した。 (にじいろホーム介良)  資料に基づいて説明。  計画相談支援について,別法人の計画相談における作成は20人で,自法人の計画相談による作成は0人と訂正あり。 (委員)  強度行動障害の方の相談有無と強度行動障害支援者養成研修,実践研修を受講している職員の人数は。 (にじいろホーム介良)  研修については存じているが,受けることはできていないので研修開催時には参加できるようにすすめていきたい。  強度行動障害の方の相談はいただいている。強度行動障害を理由として入居や短期入所利用の可否は決めておらず,本人の状況や施設の空き状況等もふまえて話をしている。現状としては強度行動障害の方の利用がないという形になっている。 (会長)  短期入所の受け入れができないときに,グループ内の3事業所やラシエル高知と連携して調整する事例はあるか。 (にじいろホーム介良)  にじいろホーム介良では8割から9割ほど利用枠が埋まっている。1週間単位や1泊2日から希望する方もいるため,にじいろホーム介良単体で難しい場合にはグループで調整することもある。できるだけ希望には対応したいと思っているがタイミングが合わないときもあるため,今後そうならないような形もとれていけたらと考えている。 (委員)  65歳が近づいている方がいるとあるが,介護保険への移行に向けた支援をどのようにしているか。 (にじいろホーム介良)  65歳になった方の介護認定の支援をして,相談員と連携しながら次の生活の場を探すこともある。市町村にも相談し,認定の内容にもよるが,65歳を過ぎても引き続き利用する方もいる。本人の状態や状況に合わせて,介護認定をすすめながら対応したいと考えている。 (会長)  年齢到達によって障害から介護保険へ移行になったときに,住む場所や関わる支援者が変わることとなり,利用者も不安になるため,事前に支援をしていただきたい。 (副会長)  新規入所者と退所者が多いと思うが,現在待機している方は何名いるか。 (にじいろホーム介良)  入所者と退所者については,本人の体調などの事情もあってこのような数字となっている。待機者については,男女ともに若干名いる状態のため,空きが出るような状況があればその都度アナウンスさせていただいている。 (副会長)  日中活動サービスのところで評価の着眼点として,充実した地域生活ができるよう外出や余暇活動等の社会生活上の支援をしているかという評価軸がある。余暇活動や外出支援で工夫されているところがあれば教えてほしい。 (にじいろホーム介良)  外出支援については,外出先が高知市内で特定の場にならないようにいろいろな場所へ行くようにしている。余暇活動については工作活動や誕生日のお祝い,季節ごとのイベントをしている。直近はクリスマスや初詣など季節感のあるイベントを企画し,固定のイベントも含めて週1回くらいの頻度で開催している。 (副会長)  その中で利用者の主体性を引き出す工夫はどのようにしているか。 (にじいろホーム介良)  例えば創作活動はまず本人にできるだけやってもらい,職員がフォローするようにしている。外出については利用者の方と話をして行き先を決めるようにしているが,行き先が現実的に難しい場合もある。職員がやりすぎず一緒に手を添えながら取り組み,取り組みが難しい方でも声をかけながら横に寄り添ってできるだけ全員参加ができるような企画を心掛けている。 (会長)  区分4から6までの方が概ね7割から8割を占めている。同じ区分6の方でもマンツーマン対応の方もいればそうでない方もいる中で,マンツーマン対応が必要な方について相談があった時に,日中サービス支援型グループホームで受け入れをしてもらえるのだろうか。現在入所施設に空床がなく,重度知的障害者の方の受け入れも厳しくなっている中で,その部分を日中サービス支援型グループホームが担っていかなければならないと考えているが,施設としてどう考えているか。 (にじいろホーム介良)  にじいろホーム介良は区分3くらいの方が多いが,相談はその都度に見学等の対応をしている。区分の程度に関わらず本人の状態や事情を考慮している。実際に見学していただき,本人にとって施設の形態が合っているか,施設としても本人支援,困っていることはないかをその場で確認している。空き状況も影響するが,本人に話を聞いたうえで判断させていただきたいと思っている。 (委員)  地域に開かれた運営や交流を共通して報告いただいた。利用者個人の経験の幅を広げていくことが主題になっているのか,施設がその地域に存在していることの理解を深めることを主題にされているかその辺りの重心の置き方をどう意識しているか。 (にじいろホーム介良)  地域の交流に関しては,質問にあった内容の両輪だと考える。介良では地域の清掃活動,瀬戸ではいきいき百歳体操などの活動に参加した。その中で利用者が新しい関わりや活動に参加していくことでやってみたいことが増えたり,身体を動かす機会が増えたりしていくことでQOLもADLも良くなっていくと思う。利用者主体というところと施設としての地域との関わりの両輪ですすめていきたい。 (会長)  最後の質問は難しい質問であるが,大切なことである。施設がどこに着目をして地域と繋がろうとしているか。施設を知ってもらうことは大切であるが,まず利用者のこともわかってもらわないといけない。その辺りはどの事業所にも求めないといけない。利用者の主体性や法人理念もあるが,その中で日中サービス支援型グループホームが何を目的として何を担っていかなければならないのかは,今後4事業所での精査をして協力体制をとっていくべきなのかなと思う。 (会長) C「日中サービス支援型共同生活援助事業所者報告事項」をラシエル高知に依頼した。 (ラシエル高知)  資料に基づき説明。  短期入所の併設について,地域で生活する障害者を積極的に受け入れているかの項目については年間の利用者数は5名で将来的に入所を検討している方を中心に受け入れていると訂正あり。 (委員)  高知市ではショートステイの事業所数が少なく,特に児童のショートステイ先が少ない。年齢構成で20歳未満の方が1名いるが,学生のショートステイは対象か。 (ラシエル高知)  基本的に短期入所の受給者証がある方は,年齢を問わず受け入れする体制となっている。現状としては相談が少なく,ショートステイは男性のみである。 (委員)  児童の方で大変な時期があってショートステイの希望があるため,受け入れをしてもらいたい。また、医療的ケア児のショートステイは可能か。 (ラシエル高知)  医療的ケアに関しては,看護師が常駐していないため,入居も同じであるが,訪問診療や訪問看護の外部サービスを使って,必要な支援が受けられる場合には受け入れをしている。 (委員)  ヒヤリハットのところで,センサーを設置されているが,センサーを嫌がってあえて避けることで転倒リスクが高くなる場合もあり,最終手段に近いと思う。設置に至るまでの環境設定はどのような対応をされていたのか。 (ラシエル高知)  ケアプラン該当の高齢の方であり,転倒リスクから5分毎に巡視をしなければならない状況等が発生したため,最終的な手段としてセンサーを検討した。それまでは巡視の頻度をあげる,覚醒している状態での生活の場を配慮するという体制を中心に居室内の環境や動線の評価をしたうえで施設の環境づくりについて取り組んだ。 (委員)  センサーについては制限が出ることも踏まえ,今後も施設で対応していただきたい。 (委員)  ヒヤリハット17件とあるが,居室内での転倒に関するものの割合はどれぐらいか。 (ラシエル高知)  多くは入居者のADLの変化に伴って,今後発生し得る事故のリスクに対しての報告をヒヤリハットとして挙げている。例えば施設内移動中のふらつきや車椅子に座っている時の体勢のズレ,トイレの移乗時に体勢が崩れて職員が支えた,入居者が落とした薬を飲み込んでしまって薬に関しての認識がうまくできていなかったという内容を中心に17件あった。居室に関しては3件ぐらいだと記憶している。 (委員)  急に不調になった時の緊急時対応をどうしているか。  また,外部サービスを利用している方の割合が多いが,連携の仕方について工夫していることはあるか。 (ラシエル高知)  緊急時対応については,基本的にマニュアルを通じた情報の共有が基本体制となっているが,不十分だろうと会社としても考えている。1月より従業員の教育体制の中で,緊急時にどのように連携を取り必要な判断をしてもらうか,その際に必要な観察点はどこかを一人ひとり全員が確実に対応できるように訓練を行うよう体制の変更をした。統一された支援を整えていくことが難しい状況があるため,確実に訓練として会社の中で体制を作っていきたいと考えている。  外部サービスの利用に関して,地域との連携というところは難しいと考えている。その方の目標に対して,今置かれている状況での優先順位,支援上の優先順位が共同生活援助と相談支援員の視点で差は発生し得ると解釈している。そういった状況では本人の意向,本人の意思決定の尊重と生命を守る視点,共同生活援助の住居としての役割を常に考えながら,どの対応が最優先であるか慎重に判断しながら支援をするように考えている。 (委員)  精神障害者の割合が多いが,障害特性の理解や対応の研修を施設内でしているか。 (ラシエル高知)  精神障害の方に限っていないが,支援の中では問題行動やチャレンジング行動の部分にだけ視点が行ってしまいがちである。全事業所でその事実だけでなく,特性であったり,発生するまでの環境面の部分であったり,本人が何を達成したかったのかという部分に関して必ず視点を持つことを教育している。また,正しい行動を獲得できるような支援のあり方をどうサポートするか,問題行動等が発生した時にどう対応してクールダウンできるかを事業所として統一できるような教育体制を作っている。 (委員)  ラシエル高知へ見学に行った時に利用者の居室と日中活動で過ごす場所の距離が近いという印象を受けた。その中で,日中活動はどのようなことをしているかと健康面の維持向上にどのようにアプローチをしているか。 (ラシエル高知)  定時のプログラムとして体操の活動をしている。その他日常生活支援として掃除や洗濯を一緒に取り組む活動も行っている。また,とくし丸(移動スーパー)に駐車場へ来てもらい,買物のサポートや季節に合わせたリクリエーションも適宜実施している。ADL向上に関しても部屋で過ごすだけでなく,可能な限り本人が前向きに生活の場,他者と関わりを持てる場に参加できるようにコミュニケーションも含めたサポートもしている。  現場にだけ任せるのではなく,エリアマネージャーとして現場の支援員と2週間に1回面談し,個別支援計画に対して今の支援の実施状況や体調面や精神面の変化がどうか,早期受診に繋げる必要がないか確認しながら日々支援のあり方を考えている状況である。 (委員)  強度行動障害と医療的ケアの部分で有資格者を配置しているが,高知市の事業所で強度行動障害の研修を受けたくても受講定員の関係で受講できなかったことを聞く。ラシエル高知では高知市,高知県,県外の研修のいずれを受けたのか。 (ラシエル高知)  全国的なオンライン研修を中心に受講する体制であるが,もちろん自治体の研修にも応募することもある。強度行動障害に限らず行動援護の研修も入社3か月以上経過した者を中心に受講するような体制をとっている。研修を受けたから改善するわけではないため,行動援護の研修を受講済みの各エリア担当者と含めて,各事業所の支援の難しさがある方の事例検討会をオンライン上で6施設を中心に設定して一つ一つターゲット行動を絞りながら改善に努めている。 (事務局)  全体の話で,市として日中サービス型共同生活援助をどのように考えているか触れさせていただく。このサービスができたときに在宅の人が短期入所で馴染みの関係をつくりながら,大変になったときにそこの共同生活援助へ入所する流れができるのではないかと期待していたので,にじいろホーム介良と当初そういった話をした。高知市内を俯瞰的に見たときに点を面にしていくということで,にじいろホーム介良の次はにじいろホーム上町,ラシエル高知は一宮,そしてにじいろホーム瀬戸というような面にしていくところを合わせて考えていた。  短期入所1床では緊急時の受け入れが難しいので,にじいろホーム瀬戸以降は2床というところをお願いしながら充実を図っていくことを考えていた。現在5つ目の事業所が建設中だが,ここは短期入所2床での設置を考えており,そういった整備を市としては考えているところである。  もう一点,今日の報告の中で定員に対する市外の支給決定者の割合が37%であったことに驚いている。高知市の方を考えていたが,市外から流入しているところは少し考える必要があると思ったのでぜひ委員も論点として持っておいて欲しい。  もう1つは委員の発言があったように,強度行動障害の方の受け皿に今後なり得るかを非常に着目している。施設入所したくてもできないという困った方たちの受け皿になるかという視点で自立支援協議会として,事業所にどういった支援が必要か考えていただきたい。 (会長)  強度行動障害の方の受け皿が狭まっている中で,来年度もう1事業所が増えていくことで5つの事業所で合同研修をするとか,同じような目的を持ってその事業をすすめていくような形が持てるような意見をこちらから出していけたらよいと思う。報告ありがとうございました。  グループホームでの地域での取り組みについて話題も出たため,最後に障害者相談センターで行っている地域との繋がりについて,どういった方に繋がったらよいか,実際にこのように繋がりを持ったという取り組み等があれば一言ずつお願いしたい。 (障害者相談センター北部)  地域住民のコミュニティワークをどうとらえていくかは,日々考えながら地域住民の相談に対応しているところである。これが正解というものはなく,それぞれの活動を通じて障害福祉と地域福祉との接点を繋いでいるところだと思う。去年の報告になかった地域住民のいきいき百歳体操の会場について報告があったように,新しい活動を聞きながらその活動を共有し,また違う取り組みができて地域に開放された運営となるように見学や意見交換を通して一緒に活動していきたいと考えている。 (障害者相談センター南部)  地域住民との関わりでは,潮江では2か月に1回CSWの会で社会福祉協議会に来てもらい,社会資源について話をしている。いきいき百歳体操の会場として開放する話もあったが,事業所の報告で転倒が増えているという課題もあったため,一緒に体操をしたり,散歩をしたりしてくれる地域住民の方が関わってくれれば,転倒予防に取り組みながら地域との関わりができていくのではないかと思った。 (障害者相談センター西部)  地域で考えたときに地域の方々は入所施設のハードルは高いと思うので短期入所から利用が出来たらよいと思う。しかし,近くにこういった日中サービス支援型共同生活援助があればその意識や雰囲気も身近に感じるのではないかと思う。 (障害者相談センター東部)  障害者相談センター東部がある東部健康福祉センターでこども食堂が月2回行われており,相談に来た方を紹介することがある。  ショートステイの件で障害者相談センター東部でも調整を依頼したことがあり,にじいろホーム介良から上町と瀬戸を紹介してもらったこともあったが,送迎について,グループ間での送迎をしていただけたら家族も助かるのではないかと思うので柔軟に考えていただけたらありがたいと思う。 (会長)  最後に出た送迎というところは以前から課題にあがっていた。送迎も含めて継続している課題についても協議をしながら,事務局から話があった市外からの入所者が37%というところも念頭において,あるべき姿へ持っていかなければいけないので、今後も協議をしていきたい。