ケガをしていたり弱っている動物を見つけたら。
保護しなければいけないほど、弱っている場合は、市町村の鳥獣対策担当課に相談してください。
高知市の場合はアニマルランドか高知市新エネルギー・環境政策課(088-823-9209)にご相談ください。
動物の状態を伺い、判断、対応させていただきます。
また、お話を伺って、巣立ちビナなど保護する必要のない動物と判断した場合は、
元の場所に戻していただくようにお願いすることもあります。
巣立ちビナって?→「ヒナを拾わないで!」
野鳥のヒナが落ちていたら。
→「ヒナを拾わないで!」
動物の子供を見つけたら。
ニホンジカやノウサギなどは、生まれて数日は草陰などに隠れています。
親は子供を隠して、エサを取りに行きます。
かくれている、動物の子供を「親とはぐれている」と勘違いして保護されてしまうことがあります。
そういった、動物を見つけたら、そっとしておいてください。
野生動物を人が育てることができても、野生でのエサの取り方、身の守り方は教えることができません。
親に育てももらうのが一番です。
間違って、保護された場合、元の場所に戻していただくようにお願いすることもあります。
ペットを拾ったら。
犬の場合はお近くの保健所にご相談ください。
その他の日本産以外の動物(ペットとして飼われていた動物)は、拾得物になりますので、
警察の会計課にご相談ください。
『迷子の鳥のヒナだ。かわいそうだから、つれて帰ろう』
ちょっと待ってください。そのヒナは迷子じゃありませんよ。
春から夏にかけてアニマルランドにはたくさんの鳥のヒナが保護されてきます。
そのほとんどは、巣立ちビナです。
スズメやツバメやハト、その他多くの鳥は、巣から巣立つとしばらくの間、
親鳥について、飛ぶことやエサの取り方を学んでいます。
この時期は生きていくために必要なことを学ぶ大切な時期です。
うまく飛ぶことができないため、木から落ちていることもよくあります。
でも、親鳥は近くにいて子供のことを心配しています。
人がいると子供のそばに近寄れないからです。
迷子ではありません。
鳥のヒナを見つけたら、拾わないでそのままにしてください。
もしも、拾ってしまった場合はできるだけ早く元の場所に戻してください。
人が育てても、野生で生きていく方法は教えられません。
親鳥の元に返すのが一番良い方法です。
ヒナのいる場所に、ネコなどがいて危険な場合は、
近くの木の枝など、できるだけ安全な場所にとまらせてあげてください。
巣立ちビナ
スズメ
ツバメ
ヒヨドリ
キジバト
「巣立ち」は完全に大人の状態になってからとするものだと思いがちですが、
このようにクチバシも黄色く、産毛も残っている状態で巣立ちします。
このようなヒナを見かけてもそっとしておいてくださいね。
ちょっとだけ、昔。
飼育スタッフのおうちのカナメモチの木に
キジバトが巣を作りました。
すくすくと育って、巣立ち間近なある日
ヒナが庭に落ちていました。
親は見あたらず、ヒナは一羽でいました。
人が見ていたら親も近寄れないかもしれません。
飼育スタッフは家の中で我慢しました。
一時間後外を見ると、ヒナはいなくなっていました。
親鳥と一緒に、どこかに行ったのでしょうね。
巣立ちビナは世間知らずで、人をおそれません。
こんな風にいたら、迷子のヒナだと思ってしまいますよね。
心配ですけど、我慢です。
それが、ヒナのためです。
こんなヒナを見つけても、そっとしておいてくださいね。
(別ウィンドウで開きます)のサイトでも詳しく説明されています。
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