資料館日記

くろしおくんグッズをいただきました

 10月末に高知県下で開催されたねんりんピックでは、高知県のキャラクターであるくろしおくんが活躍していました。くろしおくんの活躍といえば、2002年のよさこい高知国体が有名ですが、資料館ではそのとき、行政資料保存の観点から県下の関連資料を集めました。そのなかに多くのくろしおくんグッズが含まれていたので、くろしおくんのコーナー展示を資料館でおこなったこともあります。
 そしてこのたび、このねんりんピックでつくられた多くのくろしおくんグッズをはじめとする関連資料類を高知県ねんりんピック推進課からいただくことができました。いただきにおうかがいすると、すでに段ボールの中に数々の資料が入れられており、大変助かりました。段ボールに「くろしおくんミュージアム行き」と書かれていたのは気になりましたが…。
 いただいた資料は適切に管理し、今後の活動に活かしたいと考えています。どうもありがとうございました。

(2013.11.14)

いただいた資料(一部)

 

コーナー展示がはじまります

 11/22(金)よりコーナー展示「おもちゃのゆくえ ‐郷土玩具を集めて‐」がはじまります。展示の詳細はこのHPなどを参考していただくとして、ここでは展示資料の紹介をしてみます。
 下の写真は「八朔馬(はっさくうま)」という福岡の郷土玩具です。藁で馬をかたどったもので、馬の背には武将が乗っています。「八朔」とは旧暦の8月1日のことで、長男が生まれた家庭ではこの日にお祝いとして八朔馬を飾り、近所にも配るという地域がありました。そうした民俗行事と結びついた郷土玩具です。
 ちなみに、背にした旗指物には有名な武将などの名前が書かれ、この資料には鎌倉時代の菊池武時(きくち・たけとき)の名前があります。ただし、現在のものには子どもの名前が書かれるようです。

(2013.11.21)

八朔馬

 

 

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