よさこいとの出会い
初めてよさこいを見たのは、その当時付き合っていた彼女(現在の妻)を迎えに高知に行ったときでした。
街中のあちらこちらに、衣装を着た踊り子たちが溢れかえっていました。今まで、そんな光景を見たことがなく、あまりにも衝撃的でした。
このときの高知滞在時間、約5時間程。それでも、はりまや橋等の観光スポットやよさこいの受賞常連チームを見ることが出来てとても楽しかったです。
埼玉へ戻っても楽しかったよさこいのことが忘れられず、調べてみると関東にもたくさんのよさこい祭りがあることを知り!直近で「原宿表参道元氣祭スーパーよさこい」があるではありませんか!
あのときの感動と衝撃をもう一度味わうことが出来ました。
こうなると、見るだけでは物足りなくなり、踊ってみたくなるのは必須だと思うように!
とりあえず、彼女の入っているチームに入れてもらい、そこで、関東のチームは、毎週1~2回練習しながら各地のよさこい祭りに行く機会があることを知りました。
そうだ!高知に引っ越そう!
よさこいの知り合いも増えてきて、その中に某有名チームに入ってる方がいて、「一緒に踊りませんか?」と誘われ!よさこいを始めて3年目、高知の某有名チームで本祭を踊ることになるのです。宿泊するホテルやら何やらと、大変な思いをしました。
毎週末、夜行バスに乗るのも楽しみの1つで、運転手さんとも顔馴染みになり毎回座る席は同じ所に!トイレの前の座席なので最初から寝られるのがいい感じです!
8月に入ると本祭が終わるまで帰らないので荷物は満タンです。
そんなことを3年も続けると、高知に住んだ方が楽だし、もっと練習出来るのになぁと思うように。
「そうだ!高知に引っ越そう!」って事になる訳です。
仕事はどうする?住む場所は?移住初心者の最初の壁です!
これを解決しないと移住は出来ないので、移住コンシェルジュや各方面の方々からの情報を集め!最終的に、地域おこし協力隊の仕事に決めました。住む場所も確保出来るし、一石二鳥でした。
3年間の活動中、高知市よさこい移住応援隊にも委嘱して頂き!移住のお手伝いとよさこい漬けの日々を過ごしながら、3年後の就職も決まり!
踊りを届けに行く
5年目のある日、「高知市役所踊り子隊」に移住者枠なるものがあることを知り、是非とも参加させて頂きたく応募を決意しました。
まずは、初心者練習からの基本をみっちり!予習、復習すること1週間。翌週からは、全体練習。少しずつ雰囲気にも慣れ、チームの方たちとも話が出来るように。本番が近づくと全体の一体感とか感じれるようになってきて本番が楽しみになってきました。
今年は、衣装のリニューアルがあるとのことで渡されたときは感激しちゃいました。市役所らしい渋目の絵柄が素敵です。
いよいよ本祭当日。市役所踊り子隊の朝は早い!午前中は、慰問・訪問先での演舞です。
市内の各会場に来られない方たちの元へ、踊りを届けに行くのも市役所踊り子隊の使命だと!元気を届けに行ったのに逆に元気を貰った様な気がします。
午後からは、各競演場へ。お客さんの温かい応援がとても嬉しかったです。
楽しさと緊張感が両立する本祭2日間でした。来年も、再来年もこの先もずっとこのチームで踊れたらと思える『高知市役所踊り子隊』で踊れたこと、本当にありがとうございました。