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【新型コロナウイルス感染症】 高知市長から市民の皆様へのメッセージ(令和3年8月24日発表)
市民の皆様,職員の皆さん,市長の岡崎です。
市民の皆様には,日頃から,新型コロナウイルス感染症対策にご理解とご協力を賜っておりますことに,厚く御礼を申し上げます。
職員の皆さんには,コロナ禍が拡大するなかで,日々真摯に業務にあたっていただいておりますが,新型コロナウイルス感染症で急増する業務について,兼務発令などで,全庁的に力を合わせて取り組んでいただいていることに感謝を申し上げます。
また,県市の医師会をはじめ,各関係機関等の皆様には,感染予防や診療行為,ワクチン接種など,積極的に共同して取り組んでいただいており,重ねて感謝を申し上げます。
皆様,既にご承知のとおり,最も厳しい第5波と言われるデルタ株の新型コロナウイルス感染症の感染が,高知県中央部において急激に拡大しています。
先々週の8月11日から毎日20人台の感染状況が続いていましたが,先週の8月17日からは新規感染者が爆発的に増加してきており,先週末の8月21日の土曜日には「県内で87人,市内で65人」という過去最多の新規感染者となりました。
新型コロナウイルス感染症の猛威は今週に入ってからも収まらず,本日は「県内で88人,市内で68人」の新規感染者数の発表となり,過去最多の人数を更新しています。
高知市では,感染者の感染経路を可能な限り,特定しながら,積極的疫学調査を迅速に行い,高知県保健所との密接な連携のもとに,昼夜にわたり感染拡大防止対策に懸命に取り組むとともに,感染防止の有力な手段であるワクチン接種に全力で取り組んでいます。
ワクチンの接種券の発行については,今週末に20代の方々,約2万3千人に接種券を発送し,これで12才以上の接種対象となります全ての方々に接種券を届けることができます。できるだけ多くの皆様にワクチン接種を行っていただくように,お願いいたします。
現在,デルタ株の感染が猛威をふるっており,急激に感染者が増加したことから,特に借り上げているホテルでの宿泊療養施設の空き室がなくなり,やむなく自宅療養を余儀なくされる方々が急増しています。
今日現在,自宅で療養中または待機状態となっています方々は県内で343人と大変多くなってきており,急ピッチで高知県や高知市医師会など関係機関と協議し,対応を進めているところです。
なお,高知市では自宅療養中の患者さんの症状の急変に備えまして,消防救急隊を待機させています。
また,本日の感染発表分では,10代以下の方々が市内における患者数の約4分の1(68人中18人)を占めていますので,来週からの小中学校の2学期のスタートに向けて,感染予防対策を徹底するように準備しています。
最近の感染拡大の状況を見ますと,家庭内感染が非常に多くなってきましたので,一段と気を引き締めていただき,感染拡大防止に向けまして,ご協力をお願いいたします。
最後になりますが,職員の皆さんには,新型コロナウイルス感染症対策は,全庁挙げて取り組まなければならない,直面する喫緊の課題であり,それぞれの所属の枠組みを越えて,多くの職員の皆さんの力を結集していただいており,ご苦労をおかけしています。
自宅療養者が急激に増えております。未来を担う子どもさんや市民の皆様の命と健康を守るために,全庁一丸となって取り組んでいくことが特に重要になりますので,部局の枠を越えた応援体制を取りながら,各部署から引き続きご支援をいただくことをお願いし,感染予防対策の徹底を重ねて申し上げ,本日の放送を終わります。
今後ともよろしくお願いいたします。
令和3年8月24日