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救急医療の逼迫に関する市長コメント(令和5年1月13日発表)
救急医療が逼迫しています。
昨年末からの新型コロナウイルス感染症の感染拡大(第8波)により救急車の搬送困難事案(医療機関への受入れ照会4回以上・現場での滞在時間30分以上)が急増しています。
昨年1年間の高知市消防局の救急出動件数は20,432件と過去最多を記録しました。
新年になっても、1月10日には99件(昨年の1日平均出動件数:55.9件)出動するなど、病院への受入れ照会が30回を超える事例や県外の医療機関に搬送した事例もあり、県内の救急医療が逼迫している状況です。
市民・県民の皆様には、新型コロナウイルス感染症やインフルエンザの感染防止に努めていただくとともに、緊急性の高い傷病者に救急車が対応できるよう、交通事故やケガなどに十分注意してください。
また、高知市保健所でも同様に入院調整が非常に困難になっています。県内の医療体制や救急搬送は昨年末から危機的な状況が続いており、疾病や傷病など、日常的な診療や救急対応医療の制限がさらに拡大しかねない状況になってきています。
医療現場にも感染が広まっていることから、新型コロナウイルス感染症の病床運用の実態は、県から公表されている病床使用率よりも非常に厳しくなっており、市民の皆様には,極めて厳しい医療体制の現状を念頭においていただき、これまで以上に日常生活と事業活動において基本的感染対策を徹底いただくとともに、積極的なワクチン接種のご検討をお願いいたします。
令和5年1月13日