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橋本珊瑚工房(土佐の手づくり工芸品 宝石珊瑚)

43-1仏教彫刻を主に創作の幅を広げる

 形の異なる珊瑚の原木を手元に置き、「これをどう使おうか、何にしたら一番生きるか」をイメージして作っていくという橋本さん。作業中に穴が出てくることもあるが、工夫しながら見事な形に仕上げていくのが熟練の技だ。黒檀の台も含めてひとつの作品とした置物を主体に製作しており、平成19年度に「土佐の匠」に認定された。静謐な中に威厳が漂う仏教彫刻をはじめ、妖精や武者、愛らしい表情をしたふくろうなど、様々なモチーフから作り上げられる彫刻作品には凛とした強さと優しさが感じられる。19歳の時に珊瑚の世界に入って50年。「作品には謙虚に向き合い、素直な気持ちで作る」ことを信条に、現在も新しいイメージを織り込んで創作の幅を広げ続けている。


43-2橋本 秀光さん

 珊瑚は種類によって作るものが変わるし、いろんな形に変えることができる。そこに面白さを感じます。これからはもっと自由に自分の作品も作っていきたいと思っています。個人的に販売もしていきたいので、何かご希望があれば、私の方にご連絡してく ださい。

連絡先・販売場所 橋本珊瑚加工
             香南市野市町母代寺227-2
               Tel.0887-56-3665


43-3
柔らかみのある美しいフォルムで
見るものを惹きつける「水の妖精」の彫刻。