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地域の暮らしに必要な刃物一式
明治の初めに創業し、130年以上続くこちらは、当時から包丁、農具、漁具、山林刃物など、暮らしに必要な刃物を幅広く手がける「野鍛冶」として営まれてきた。古くからのお客様も多く、今もそんな地域のお客様の要望を聞き、様々な道具の注文を請け負っている。鍛造から研磨まで一貫して行える腕利きの職人が揃い、現在は六代目の弘資さんが中心となり現場を指揮。新しい試みとして取り入れた、ステンレス刃に9種類の柄をデザインした包丁もヒット。市松、桜、浜千鳥など粋な和柄が好評だ。また、平成26年には、誰でも気軽に立ち寄れるショップを工場に併設。直接お客様の相談にのりながら販売し、修理や砥ぎ直しまで行っている。
梶原 弘資さん
板金や大工などの仕事を経て、昔から通い続けてくれるお客様のためにも家業を継ごうと決意。ショップの内装もできる所はDIYで仕上げるなど、手先も器用でセンスも抜群。地域の方の「こんな道具がほしい」に真摯に応え、アフターサービスまでしっかり行うのがモットー。仲間と連携し、業界全体を盛り上げるのも今後の目標。
連絡先・販売場所 黒鳥鍛造工場
高岡郡四万十町本堂430
Tel.0880-24-0291
販売場所 道の駅 あぐり窪川
高岡郡四万十町平串284-1
Tel.0880-22-8848
外観も内装もかっこいいショップでは実際に商品を手にとって選べる。
予約をすれば作業風景の見学も。