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明神刃物製作所(土佐の手づくり工芸品 土佐打刃物)

21-4新素材へ活かされる確かな職人技

 打刃物の本場、大阪で技術を身につけた先代が創業し、80 年以上続く製作所。鉄、鋼を原料とする刃物はもちろん、最近は食の安全基準が厳しくなる中、衛生面でも安心のステンレス包丁にも力を入れている。軽くてさびにくく、切れ味も抜群のステンレス包丁は、一般の方のみならずプロにも愛用者が多い。こちらでは、昔刀剣などにあしらわれた「積層鋼模様」を施しているのも人気の秘密だ。「ステンレスは1000℃ほどの高温で鍛造します。伸びにくく扱いづらいので慣れるまでは大変ですが、土佐打刃物の良さである自由鍛造で、絶妙な厚みや角度に仕上げます」 と、二代目。使う人のニーズに合わせた新たな商品は、この確かな技があってこそだ。文化財保護のため、平成30年度より高知市春野西畑地区の太刀踊りの推進に協力するほか、須崎市大谷の花取踊の刀の修理や、仁淀川町の名野川神楽の刀の製作を行っている。


21-5明神 武志さん

 職人歴15年の三代目。使う人それぞれの声をいかし、数ある中から手に取ってもらえる商品づくりを心がける。「決して楽な仕事ではありませんが、代々受け継いできた技術をしっかりと守り続けたい。今後は次世代の育成にも力を注ぎたいと思 います」

連絡先   明神刃物製作所
       須崎市浦ノ内東分2193-1
       Tel.0889-49-0746

販売場所 明神刃物製作所へ問合せを


21-6
作り手が減っている中、
熱意を持った研修生を受け入れて技術を伝承している。