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鎌を専門に、オリジナル刃物も考案
先代の三男さんから続く鎌鍛冶。今年63歳になる山崎さんが後を継いだのは27歳の時。 「目で見て音を聞いて覚え、基本は勘でやる仕事。スタートは遅い方ですが、父親の後を継げるというのはやりがいがありました」。父親の元で15年、鎌の鍛造技術を磨き、平成10年に「SABRYU鍛造」を設立して現在に至る。また、土佐打刃物の「未来派」鍛冶師が結集して立ち上げたブランド「ZAKURI(ザクリ)」のメ ンバーでもある。刃物に慣れていない子供でも使える「おさかなナイフ」、まな板を使わずに食材が切れる「フローリストナイフ」、木の葉のデザインの「リーフナイフ」など、山崎さんは独自のアイデアあふれる刃物を造り出している。
山崎 龍太郎さん
土佐打刃物は鍛冶師の伝統の技が造り上げる芸術作品でしょうね。今は後継者が減ってきていますが、土佐山田に鍛冶屋の学校もできる予定なので、これからまた新たな展開を考えていかなければと思っています。
販売場所 協同組合 土佐刃物流通センター
香美市土佐山田町上改田109
TEL.0887-52-0467
鍛造して荒研ぎされた状態。ここから焼き入れ、
歪み取り、仕上げ研ぎをして完成させていく。
山崎龍太郎さんの「さき」のつくりの上部は,一部ブラウザ上で正しく表示されないために,便宜上「崎」の字で表示しています。正しくは「大」ではなく「立」ですので,あしからずご了承ください。