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製造から砥ぎまで一切の妥協なし
鋼の質を損なわないよう温度管理を徹底しながら鍛造した刃を、数十もの工程を経て磨き、最後は手砥ぎで仕上げる。全国的にも珍しい天然砥石で丹念にとがれた刃は、艶やかに光り、美しいフォルムを描く。切れ味はとてもなめらかで、お客様からは「よく切れて料理が楽しい」と、評判。
「本当に良い包丁には、鍛造と同じ位砥ぎの技術が不可欠」と、職人歴30年が経った今も、本場・京都で手砥ぎの技術を学ぶ。さらに、他県の優れた鍛冶屋や親方を訪ね、定期的に学び、情報交換を行う。また、鍛造技術を証明するため、金属会社に構造検査を依頼し、確かな商品だけを届ける徹底ぶり。もちろん、砥ぎ直しまでサポートする。
迫田 剛さん
高校卒業後すぐ、打刃物の本場・福井県でみっちり修行を積む。高知に帰った後も、鍛冶、砥ぎなどのさらに高い技術と知識を求め、県外の専門店や親方のもとに通う日々。手間がかかっても、手砥ぎで仕上げることにこだわり、砥ぎ直しで購入時と同じ切れ味に整え、長く愛用してもらいたいと願う。
連絡先 株式会社迫田刃物
須崎市神田781
Tel.0889-43-1907
天然砥石で手砥ぎするのは、全国でも数件のみ。
見た目の美しさとなめらかな切れ味を兼ね備える。