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(1)水バケツの水量は50%から60%程度とする。 (2)水バケツの送水側は,おおむね1m間隔とし互いに右手で順次リレーする。 (3)返送側の人員は,空バケツなので送水側の1/5程度で良い。 (4)水槽などに水を移すときは,バケツの底に手を添えること。
阪神・淡路大震災では,地震発生直後に59件もの火災が同時発生しました。これは,神戸市の消防力をはるかに超える火災件数であり,また,水道管の破損による消火栓の使用不能などで消防力はほぼ壊滅状態でした。 しかし,地震後3日間に発生した火災のうち94箇所を調査したところ,約8割に相当する77箇所で市民による消火活動が行われていました。ある地区では,子どもたちを含め300人近くがバケツリレーで消火活動を行い,プールの水をすべて使い切ったそうです。