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ホースボックス(消火栓格納箱)の使い方

 ホースボックス(消火栓格納箱)の使い方
 
(1)箱の中の器具を全部出し、消火栓のそばに運ぶ。
 
ホース格納箱と書かれた赤い箱です
中の器具一式を消火栓のそばに
 

(2)消火栓のふたを開け、ホースの1本に媒介金具を取り付ける。

  ※消火栓の蓋には角型と丸型があり、それぞれ開け方が異なります。
角型丸型
角型蓋の開け方丸型蓋の開け方
上に引き上げる手前に引いて横にずらす
 
媒介金具とは継ぎ手のことです
ふたの開いた消火栓
 
(3)媒介金具をつけたホースを消火栓の放水口につなぐ。
 
媒介金具を使ってホースと放水口を接続
たいさくくん
 
(4)あとはどのホースでも良いので、順次伸ばしてつなげてゆく。
 
ホースをつないで
ホースをのばす
 
(5)筒先をつなぐ。
 
筒先をホースの先に
差し込んでつなぎます
 
(6)放水準備ができたら消火栓のバルブを、消火栓キーを使って反時計回りに回すと水が出ます。
 
放水!
バルブは左に回します
 
参 考 事 項

1.町内会などで地元の消火栓を使って放水訓練を行うときは、事前に必ず最寄の消防署へ届けを出してください。事故防止と指導のため、消防職員が立会います。また、一時的に地区の水道水が濁ったりすることがありますので、必ず届けをお願いします。

2.高知市では、消火栓・防火水槽の周囲には夜間でも目に付きやすいよう、黄色の溶着塗装をしています。

3.高知市では、新しく消火栓を設置するときは、概ね120m間隔で設置しています。
 ▲ミニ知識 ・・・ 消防ホースは1本約20mあることから、どこで火災があっても消火栓からホース3本程度で火災現場に届くようにしてあるからです。また、このように配置すると、半径140m以内に3ヶ所から4ヶ所消火栓が設置されたことになります。

4.木造住宅が焼け落ちるまでの時間は15平方メートルで4分から7分。50平方メートルでは7分から13分です。消防車が火災現場へ到着するまでの時間は平均約6分かかりますので、住民の皆さん方の初期消火がいかに大切かが分ります。

5.道路交通法第45条1項で、消火栓から5m以内の場所への駐車は禁止されています。消火作業の妨げになりますので違法駐車はしないでください。


平成7年1月24日、神戸市・長田区の様子