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高知市地震火災対策計画
地震から命を守るためには、揺れや津波への備えだけではなく、地震火災にも備えていく必要があります。木造住宅密集地域において火災が同時多発的に発生すると、家屋の倒壊などにより、道路が通行できなくなり、消防車両などの到着が遅れることが予想されます。
このような状況を踏まえ、高知市では揺れや津波などに備える計画に加え、南海トラフ地震発生時に想定される「地震火災」による人的被害の軽減を図ることを目的に、高知市地震火災対策計画を策定しました。
高知市地震火災対策計画 (下記をクリックしてダウンロードできます。)
本計画は「高知県地震火災対策指針」(H27.6高知県)において定められた地震火災対策を重点的に推進する地区(以下、「重点推進地区」という。)を対象とした計画です。そのため、本計画の適用範囲は、重点推進地区となります。ただし、本計画には地震火災に対する備えの考え方や方法を記載しているため、地区外の方も是非参考にしてください。
重点推進地区とは・・・木造住宅が密集している市街地において、地震の発生時刻や風速などの状況により、延焼が拡大するエリアを避けて安全に避難することが困難となる可能性がある地区のことです。高知市では、以下の8つの地区が重点推進地区に該当しています。
○一宮東地区(一宮東町2~4丁目)
○薊野西・秦南地区(薊野西町1丁目、秦南町2丁目)
○前里地区(前里)
○加賀野井地区(加賀野井1・2丁目)
○東久万地区(東久万の一部)
○小高坂小学校区(宝町、城北町、新屋敷1丁目、新屋敷2丁目、越前町2丁目、西町)
○旭小学校区(長尾山町、水源町、元町、(旭駅前町、旭上町、本宮町、旭町3丁目、下島町)の一部
○旭東小学校区(旭天神町、中須賀町、山手町、平和町、井口町)
最後に・・重点推進地区だからといって、必ず地震火災が起きるわけではありません。また、重点推進地区でなくても地震火災が発生する可能性はあります。しかし、地震火災は皆さんの備えや心がけで防ぐことができます。
地震が発生したら、まず自分の身の安全を確保し、出火を防ぐための取り組みを行ってください。出火しても、出火直後の火が小さい段階では、個人や周辺住民の協力を得て、初期消火に取り組んでください。
それでも、火災が起こった場合は、道路寸断などの周辺の状況を把握し、避難場所、避難経路、避難のタイミングなど、状況に応じて判断して行動してください。
※計画の内容について、詳しく知りたい方は、地域防災推進課 (088-823-9040)までお問い合わせください。
※地区の消防水利状況などについて、詳しく知りたい方は、消防局警防課 防災担当(088-871-7502)までお問い合わせください。