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高知市公共施設白書

平成27年3月「高知市公共施設白書」を策定しました。

 高知市では,高度経済成長に伴う都市化や人口増加を背景に,公共サービスの充実に向け,これまで多くの公共施設を整備し保有してきました。特に,2005(平成17)年に鏡村,土佐山村と2008(平成20)年に春野町との合併を経ており,庁舎や出張所,社会教育施設,福祉施設や観光施設など,旧市町村で整備された多くの公共施設を継承しています。これらの施設の中には,類似・重複しているものや市民ニーズの変化に伴い設置意義が薄れているものがあるなど,非効率な状況となっています。
 さらに,建設後30年を経過した施設も多く,今後数十年の間に老朽化に伴う大規模な修繕,更新などの時期を迎えることから,財政的にも大きな負担となることが予測されるとともに,公共施設の耐震化といった安全性の確保も重要な課題となっています。
 今後,公共施設の老朽化や耐震化への対応に加え,少子高齢化の急速な進行による人口構造の変化に伴う市民ニーズを適切に把握し,公共施設を有効に活用していくことが求められています。
 こうした課題に対し,安全安心で将来にわたり持続可能な公共施設サービスの提供を実現するため,平成26年3月に公共施設マネジメント基本方針を策定し,公共施設の適正な配置や効率的な管理運営,施設の長寿命化等,公共施設の管理・機能・総量の最適化を計画的・効果的に推進する取組を始めました。
 今回作成した「高知市公共施設白書」は,基本方針に基づき公共施設のサービス,老朽化,管理運営,利用率,コストなどの客観的な情報を整理・分析し,公共施設の今後の在り方を検討するための基礎資料としてまとめたものです。
 今後,本書の内容を踏まえ,公共施設の在り方について議論を深め,具体的な検討につなげていくこととします。

高知市公共施設白書

高知市公共施設白書本編  [PDFファイル/17.7MB]
高知市公共施設白書資料編  [PDFファイル/18.95MB]
高知市公共施設白書概要版  [PDFファイル/998KB]

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