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鏡川河畔の「春うらら」探訪(後編)
No.101 鏡川河畔の「春うらら」探訪(後編)
ほぼ週刊鏡川 2014.2.28
鏡川河畔の「春うらら」探訪の後編です。
高知市中心部から車で20分程度運転し,岩ヶ淵の西の端にやってきました。ここは鏡川清流保全条例で「自然環境保護区域」に指定されており,高知市の市街地部分において鏡川護岸で自然のまま手付かずの護岸が残っている唯一の区域です。ここまで来ると,民家の数もぐっと減り,田園風景が広がります。
岩ヶ淵から上流の高知市鏡地区にやってきました。上流向いて車を走らせていると,山の色が帯状にはっきりと分かれていることに,ハッと目が奪われました。茶色でモワッモワッとした木の集団は花粉を房状にいっぱい湛えた杉の木。これからの季節とても辛い思いをされる皆さん,ともにガンバリませう!
同じく鏡地区で,人工の巨大なコンクリート構造物の前で,白花梅のつぼみが,今咲こうと様子見状態。
「さぁどうぞ,もう十分あったかいですよぉ~!」
最後に再び中流域まで下ってきました。青い橋は鏡川橋です。ここでは,日光を十分浴びて,おまけにコンクリート堤防の輻射熱も関係するのか,かなり以前から桜が満開でした。
気がつけばTシャツ1枚で夏のような春となってしまう高知の春。
今のうちに鏡川河畔の「春うらら」探しに行ってみませんか。その際にはハンドブック「もいちど散策 鏡川」をお忘れなく。