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鏡川自然環境学習会
No.106 鏡川自然環境学習会
ほぼ週刊鏡川 2014.7.24
7月2日(水曜日),梅雨の晴れ間に鏡川自然環境学習会を実施しました。
この学習会は,子どもたちに鏡川での体験学習を通じて,鏡川への親しみを育むことにより,鏡川や自然環境
全般の保全意識をもってもらうことを目的とし,毎年実施しています。
今年は,第四小学校の5年生73名を対象に,鏡川のトリム公園前の川原で実施しました。
小学校の体育館で開会式を行い,子どもたちは徒歩で川原へ移動。
最初に簡易水質検査を実施しました。
鏡川の水をバケツに採水し,薬品の入ったチューブに吸入,水の色の変化で水質を判定します。
チューブの中の水の色は,水温と時間によりどんどん変化していくので,子どもたちは比色表と見比べながら,
結果がでるのをドキドキして待っていました。
簡易水質検査の次は,水生生物の採取です!
子どもたちは,網を片手に一目散に川の中に!思い思いの場所で,水生生物を捕まえていました。
日頃,見慣れない生きものに子どもたちは歓声をあげ,大興奮!
「転んでしもうたぁ~」,「魚が採れた~」,「見て見て~変なのがおったでぇ~」
あちらこちらから,子どもたちの叫び声が聞こえてきました。
水生生物を捕まえた後は,捕まえた生きものの観察会です。
講師は,石川先生と仁尾先生にお願いしました。
今回は,「ムナグロナガレトビケラ」や「ヤマトクロスジヘビトンボ」や「フタツメカワゲラ」など,10種類以上の
生きものについて,観察することができました。「イシマキガイ」は,いつも以上に生息していたようです。
子どもたちは,一生懸命聞き慣れない生きものの名前に耳を傾けていました。
「ヤマトクロスジヘビトンボ」・・・きれいな水に生息している生きものです。
今回の学習会で,鏡川は,水質階級1「きれいな水」という結果に。やっぱり,「清流鏡川」!
学校へ帰る際には,子どもたちから,「またやってよ~」,「夏のツアーも申し込んだでぇ~」,
「やってくれたらまた来るでぇ~」,「すっごい楽しかったぁ~」と顔を真っ赤にしながら話してくれました。
キラキラした表情の子どもたちの顔を見ていたら,暑さも忘れ,何だか嬉しくなって,疲れも吹き飛んで
いました。
今回は短時間の学習会でしたが,子どもたちが鏡川の自然の楽しさと大切さを少しでも感じてくれてたら
いいなと思います。