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2014 遊ぼう・学ぼう・味わおう 夏休み!鏡川わくわくツアー(後編)
No.108 2014 遊ぼう・学ぼう・味わおう 夏休み!鏡川わくわくツアー(後編)
ほぼ週刊鏡川 2014.7.29
縄手町のトリム公園の川原での観察会の後は,バスで鏡吉原ふれあいの里へ。
山深いこの上流部では,気温が下流域より3~4℃低く,木立の中では,木々の間から木漏れ日が。
川のせせらぎの音や野鳥のさえずりも聞こえ,心も体も一気に癒されていくのを感じました。
鏡吉原ふれあいの里へ到着したのは,11時過ぎ。
子どもたちは,お楽しみのお昼ご飯までに,隣接の河内神社境内で学習会です。地元の方々が境内の中に
テーブルセットなどを準備してくれたおかけで,大自然に囲まれた素晴らしい環境で学習会を行うことができました。
本当に感謝感謝です。
子どもたちは2つの班に分かれて,薬品の入ったチューブにそれぞれ下流域と上流域の水を吸入,違った場所での
水質の違いを水の色の変化で学習しました。判定がでるまでの少しの間。子どもたちは,チューブの中の水の色の変化
を真剣に見入ってました。
簡易水質検査の後は,本日お待ちかねのお昼ご飯!
今日のお昼ご飯は,大豆とおじゃこの炊き込みご飯にしいたけや山菜の天ぷら,赤じそのゼリーなど地産品ばかりを
使ったお弁当。
さらに,本日のツアー参加の特典である鏡川産「あゆの塩焼き」!
地元の方々が,炭火で丁寧に焼いてくださって,到着した時から,あたりに立ち込めていた香ばしい匂い。
たまらなく美味しそうな匂い。「あぁ~早く食べたい!」
お弁当を作ってくれた「吉原ふれあいグループ」の方から本日のお弁当の内容を聞いた後は,みんな一緒に
「いただきま~す!」
あゆの塩焼きは,やっぱり大人気。大きなお皿3枚に盛っていたのですが,あっという間になくなってしまいました!
私も1匹いただきましたが,焼けた皮がすごく香ばしく,それなのに身はふわっとしていました。
それに絶妙の塩加減!あゆの塩焼き,最高!
みんなで美味しくご飯を食べた後は,本日の2回目の川遊び!
子どもたちは,ライフジャケットを身に着けて,川遊びでの注意点を聞いた後は,一目散に川の中に。
「きゃぁ~ひやい~」,「気持ちいい~」,「見て見て~」,「こっちに来て~」
あっという間に,そこらじゅう子どもたちの歓声と笑い声に包まれてしまいました。
川岸の反対側に1本のロープが。一人の男の子が果敢にもそのロープの下まで泳いで行き,流れていた竹を拾って
少し離れたところにぶら下がっているロープを上手く手繰り寄せることができると,まわりから大歓声が!
その男の子がロープにつかまり,ターザンのように飛んで川に飛び込むと,次から次へと子どもたちがロープを目指して
泳いでいきました。
最初は,上手く飛ぶことができなかった子どもたちや怖くて飛ぶことができなかった子どもたちも,まわり中から聞こえる
応援と歓声に後押しされ,回数を重ねるごとにどんどん上手くなりました。
「頑張ってぇ~」,「もっと足を上げてぇ!」,「上手いっ!」,「すごい~!」,「やったね!」,「大丈夫大丈夫!」
その他にも,ちょっとした渓流に身を任せ,体ごと流れていったり,川の中の生きものを探したり,みんなほんとに
楽しそう!やっぱり子どもってすごいなぁ~。何だか感動してしまいました!
子どもたちは,もっともっと遊びたかったのでしょうが,突然雲行きが怪しくなり,遠くで雷がなり始め,みんな川から
上がることになりました。
川から上がると,次は西日本科学技術研究所の先生と一緒に今日採れた水生生物の観察会です。
先生からの話も終わった頃,どんどん雷が近くなり,みんな慌ててバスの中に。
その直後,「ピカッ!」,「ゴロゴロゴロー」,「ザザー」。雷とどしゃぶりの雨に。。。
子どもたちが雨に濡れなくてほんとによかった!
3時すぎには,高知市役所本庁舎玄関前に到着し,閉会式を行って,本日のツアーはおしまいとなりました。
帰り際にたくさんの子どもたちが,「すっごい楽しかったでぇ~」,「また参加したい!」と言ってくれましたが,
いやいや実は私が一番興奮していたのかもしれません。。。
このツアーで,参加してくれたみんながいっぱい鏡川の自然を楽しんでくれて,少しでもこの自然を大切にしたい
なって感じてくれていると嬉しいです。
みんな,今日のツアーは本当にわくわくしたよね!