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「AQUA SOCIAL FES!!」に参加してきました。
No.109 「AQUA SOCIAL FES!!」に参加してきました
ほぼ週刊鏡川 2014.8.5
7月26日(土曜日)土佐山地域で開催された「AQUA SOCIAL FES!!」に参加してきました。
この「AQUA SOCIAL FES!!」は,NPO法人土佐山アカデミー主催で,水辺の自然環境を守ることを通じて,
参加者の自然環境保護・保全意識の向上を目的としたイベントです。
NPO法人土佐山アカデミーは,土佐山を舞台に次の100年を見据えた,より豊かな社会つくりを目指す人材を
育むための「学びの場」作りに取り組むため,2010年に設立されたそうです。
第1回目は,5月17日(土曜日)に,今回が第2回目。
「鏡川の源流域で水の循環を学び,鏡川をみんなできれいにして,川の恵みを頂こう!」というテーマで実施されると
いうことで,私も参加させていただきました。 オーベルジュ土佐山で行われたイベントには,100名以上の参加があり
ました。
9時30分からの開会式の後は,高知県友釣連盟顧問の松浦秀俊さんから「私たちにとって水辺環境とは?~美しい
鏡川を子どもたちへ~」というテーマで,昔と今の状況を比べながら,鏡川流域に棲む生きもの等の生態系の変化や
水環境を通じて見えてくる山と川のつながり,鏡川の未来に向けて私たちができることなどについて,たくさんの写真を
交えた話を聞き,鏡川の大切さを改めて実感しました。
昔は,「チャン鉄砲」というもので,魚やエビを採って遊んだそうです。私もやってみたい!
講演の後は,清掃活動のため,施設の下を流れる東川川(鏡川の支流)にみんなで歩いて移動です。
ここでは,西日本科学技術研究所の方から,「近自然工法」による河川整備について説明がありました。
従来の河川工事は,コンクリートで壁を固める工法が普通でしたが,その工法では,川の流れや速さが単調になったり,
大小の隙間がなくなるため,ウナギやエビなど様々な生きもののすみかがなくなってしまいます。
ここでは,川岸と川床に自然石を用いた石組みを配置し,河岸の侵食や川床の深掘れをできるだけ防いで,瀬と淵を
再生させているため,河岸には,自然界に近い凹凸や隙間ができ,多様な生きもののすみかが維持されるそうです。
たしかに。ここの河川敷は,コンクリートはなく,大小さまざまな岩ばかり。
普段コンクリートの堤防に囲まれた下流域しか見たことがない私には,それが普通の光景だったのですが,今日の話
を聞いて,人間の都合の良さだけを重視した河川改修ではなく,生きものにも配慮し,自然を残しながら改修することが
すごく大切であると感じました。
さぁ,説明の後は,みんなで清掃活動です。
お天気は雲ひとつない快晴。ものすごく日差しがきつい中で,みんなで汗を流し,頑張りました!
「こりゃぁ,暑い~」,「暑くて倒れそうや・・」,「水の中に入りたいねぇ~」,「気持ちいいろぉねぇ~」
土佐山地域を流れる鏡川の支流の一つの東川川は,水がとても冷たく,澄んでいて,水の流れにも変化があり,
自然があふれていました。
さすが100人のパワーはすごい!短時間の作業でしたが,あっという間に河川敷は,きれいになりました!
気持ちいい汗を流した後は,お待ちかねのお昼ご飯です!
本日のお昼ご飯は,土佐山地域の地産品をふんだんに使ったものばかり!
炭火で焼いた「鏡川産のあゆの塩焼き」
「こんにゃく」や「たけのこ」,「りゅうきゅう」「みょうが」の田舎寿司。
(りゅうきゅうやみょうががシャキシャキしていて,美味しかったですよ!)
「小玉ねぎ」の蒸し焼き,「お肉!」に「甘~いとうもろこし(←写真がなくてごめんなさい)」
(小玉ねぎの蒸し焼きは,玉ねぎの甘さが引き立ち,最高でした!)
バーベキューが始まると,たちまちあたりは煙に包まれ,いい匂い。
さっきまでの疲れが吹き飛んでしまいました! 頑張ってよかった~!
このほかにも冷たく冷やした地元産のプチチトマトや,土佐山産の梅やゆずを使ったジュースもあり,ほんと土佐山の
地産品ばかりでした。土佐山ってすごい!ほんとに美味しかったぁ~ご馳走様でした。
今日は短い時間でしたが,みんなで鏡川の環境について勉強し,そして自分たちで川の清掃活動を行い,その後は
ご褒美の地元の食事!とても充実した清清しい一日となりました。
このイベントが,土佐山地域や鏡川の自然に少しでも関心を持ってもらえるきっかけになるといいなと思います。
みなさん。帰りには,オーベルジュ土佐山の温泉に入って,すっきりして帰られたんでしょうね。