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鏡川の魚道改修に向けた取り組み
No.128 鏡川の魚道改修に向けた取り組み
ほぼ週刊鏡川 2015.3.9
3月5日(木),鏡川の環境改善に取り組もうとする市民組織の結成準備会が開かれ,鏡川に思いのある12名の参加
がありました。
鏡川では,以前に比べアユやウナギ,エビ,カニ類など海と川を行き来する生き物が減少していて,その原因の一つ
として,ダムや堰などの河川横断構造物が移動の妨げとなっているからではないかと言われています。
【鏡川 トリム堰】
会では,分断された海と川のつながりを取り戻し,100万尾の天然アユが遡上する,生物多様性豊かな鏡川にする
ための今後の取り組みについて話し合いが行われました。
会の名称は,「鏡川“魚の道”をつなぐ会」とし,5月17日(日)に自由民権記念館で結成総会を開催することが決まり
ました。
また,アユが遡上する時期に,魚道での遡上の状況を現場で確認したり,子どもたちを対象とした学習会の実施,
そして関係機関と協議しながら,生き物が行き来しやすい堰への改良を目指し,まずは通称トリム堰(縄手町前)を
舞台に検討していくこととなりました。
市民や団体,有識者等,そして行政機関が協力しあいながらの魚道の改修。
生物多様性のベースとなる 川の自然環境の保全のため,川の生き物のため,私たちにもできることをしてみませ
んか?
関心のある方は,発起人の坂本さんへご連絡ください。(連絡先090-2781-7348)
【須崎市新荘川下郷堰の水辺の小わざ魚道】
川の生きものにとって,魚道の入口が分かりやすく,また川底と魚道の高低差が少ないため,通りやすい。