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アユの遡上シーズン到来!
No.133 アユの遡上シーズン到来!
ほぼ週刊鏡川 2015.4.13
4月11日(土曜日)に,鏡川“魚の道”をつなぐ会(仮称)の結成準備会の会員の方と,鏡川の魚道の現地調査に行ってきました。
結成準備会では,海と川のネットワーク(魚道)の不備をなくすことにより,小さな生き物も自由に行き来できる鏡川にしようと,現在結成に向けて準備を進めています。
当日は,久しぶりに青空が広がり,とても気持ちのよい一日となりました。
【鏡川最下流のトリム堰】
トリム堰付近では,体長5cm程度のアユがあちこちにたくさん泳いでいました。
子どもも大人も一生懸命川の中を覗いています。小さなアユが本当にたくさん泳いでいたんですよ!
(まだまだ腕がたりず,写真でお伝えできないのが,とても残念です。)
少し上流側にある廓中堰に行くと,今は堰が全倒状態になっていたので,魚道には水が流れていませんでした。
【全倒している廓中堰・水が流れていない魚道】
その上流側の「鏡川堰」と「江ノ口・鴨田堰」では,トリム堰で見たアユより少し大きい感じのアユがたくさん群れをなして泳いでいました。
最も上流側にある「朝倉堰」では,アユが激しい川の流れに向かって,飛び跳ねながら遡上しようとしている光景を見ることができました。
下流域と比べ,ずいぶん大きなアユを見ることができました。順調に遡上しているようです!
まだ小さな体で,川の水の勢いにも負けず,遡上を試みるアユにものすごい力強さを感じました。
高知市では,来月に鏡川清流保全環境調査でアユの遡上調査を実施しますが,今からとても楽しみです。