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仁淀川 八田堰
No.134 仁淀川 八田堰
ほぼ週刊鏡川 2015.4.21
【仁淀川 八田堰】
今回は,鏡川から少し離れて,仁淀川の八天大橋上流側にある八田堰(はたぜき)についてご紹介をしたいと思います。
4月19日(日曜日)に,仁淀川リバーキーパーと仁淀川漁業協同組合の方々が,八田堰の現地調査をし,意見交換会をするとのことで,同行させていただきました。
当日は,あいにくの曇り空でしたが,何とか雨にも降られず,仁淀川の八田堰に。
右岸側(左の写真奥側)には,大小さまざまな石がごろごろある浅瀬のような魚道が,左岸側(左の写真手前)には人工的なコンクリート固めの魚道がありました。
リバーキーパーの方によると,右岸側の魚道(右の写真)は,水が少ない時も多い時も魚が比較的自由に行き来できるそうです。
右岸側の八田堰の下流側には,至る所でアユが群れをなして泳いでいました。
川の水面がアユの群れで一面黒くなり,川底が見えないんです!
おじいさんやおばあさんが,「昔は,川に入ると魚が足の回りに群がってきて,真っ黒になりよったぞね!」と言っていたことを思い出しました!本当にすごい!
【体長7cm~8cm程度のアユがいっぱい!】
現地調査後の意見交換会では,いろいろな話を聞くことが出来ました。
今年は,アユの遡上数が例年と比較にならないほど多いものの,仁淀川でそれに見合った餌場を確保できるかどうかが心配であること。
また,生息数は汽水域の環境や大雨等の気象条件に大きく左右されること。
そして,仁淀川漁協さんを含め,様々な分野の方々が協力しながら,継続的に調査を実施していて,その調査結果を基に専門家の意見を参考にしながら,仁淀川の状況にあった対策をしていること等々・・。
鏡川で何か自分にもできることがないか。。といろいろ考えさせられた一日でした。また明日から頑張るぞぉ~!
みなさんも機会があれば,ぜひ仁淀川のアユを見に行ってみてください。