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鏡川源流を巡る旅 後編
No.138 鏡川源流を巡る旅 後編 《いざ源流へ》
ほぼ週刊鏡川 2015.5.14
【土佐鏡湖公園】
こんにちは。今週はいよいよ最終回。鏡川の源流のひとつといわれる「菖蒲洞」へと向かいます。その前にちょっと寄り道。的渕川を下り鏡川本流に戻ります。途中,No.132でもお伝えした「土佐鏡湖公園」へ。桜はすっかり散って,葉桜に変わっていましたが,八重桜がちょうど満開となっていました。八重桜は牡丹桜とも言い,桜よりも2週間ほど遅く咲き始めるそうです。
【八重桜(牡丹桜)】
【かわいらしいさくらんぼ】
土佐鏡湖公園を後にして,本流をどんどん上っていきます。途中沈下橋やれんげ畑を眺めつつ,今回2つ目の名所に向かいます。
【沈下橋(四万十川だけじゃないんです)とれんげ畑】
着きました。土佐山弘瀬の大穴峡です。灰色にそびえ立つ石灰岩の絶壁に,直径5m,奥行き10mほどの大穴があることからこの名前がついたとのことです。
【大穴峡 大自然のスケールに圧倒されます】
大自然のスケールに圧倒されながら,また鏡川本流から少し離れ,一段と細い道を進んで行きます。ゆず畑を眺めながら,今回3つ目の名所に到着です。
【山姥の滝とゴトゴト石】
「山姥の滝」と「ゴトゴト石」です。山姥の滝の風景は,新緑と紅葉が入り混じり,写真だけではいつの季節かわかりません。とても不思議な光景でした。ゴトゴト石はご存知の方も多いと思いますが,その名のとおり手で押すとゴトンゴトンと揺らすことができます。ちなみに石の重さは約5トンです。また,「絶対に落ちない」ということで縁起をかつぎ,受験生などがよく祈願に訪れるそうです。
【ゴトゴト石の看板 新緑と紅葉の入り混じる風景】
さあ,ゴトゴト石を後にして,いよいよ鏡川の源流へと向かいます。本流に戻り,川沿いをひたすら西へ。土佐山菖蒲の白山神社前の駐車場に車を止めて,少しだけ歩きます。
【源流へ向かって歩いてきます】
川の水が澄み切っています。手で汲むととても冷たくて気持ちが良いです。もう少しで,今回の目的地に到着です。
【鏡川の源流 菖蒲洞】
たくさん寄り道をしたせいでもありますが,ようやく着きました。今回の旅の目的地,鏡川の源流の一つ,「菖蒲洞」です。ここから流れ出した川の水が,山あいを下り,市内の平野部を流れているんですね。
普段何気なく目にしている,馴染みの深い鏡川ですが,今回初めて源流を訪れることによって,様々な発見がありました。史跡や名所の多さや,川に棲む生物の多様性等,まだまだ知らないことがたくさんあるように思います。何より,川の水の透明さに驚きました。
これにて,鏡川源流を巡る旅は終了です。最後までお付き合いいただいたみなさま,ありがとうございました。お時間があれば,パンフレットを片手に高知市の自然を巡る旅に出るのも良いかもしれませんよ。
パンフレットはこちら⇒鏡川エコツアーガイドブック 「もいちど散策 鏡川」