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~物部川に感謝する日~
No.169 ~物部川に感謝する日~
ほぼ週刊鏡川 2017.2.14
2月11日(土),高知工科大学で「物部川に感謝する日」が開催されるとのことで,行ってみました。
このイベントは,「学びの時間」と「楽しみの時間」と「ごはんの時間」に分かれていて,それぞれ物部川について
考える時間となっていました。
「学びの時間」では,自然環境に関するパネルの展示や流域のクイズコーナーなどがありました。
【流域のクイズコーナー】 【たった10年で自然はこんなに変わる?!】
また,特定非営利活動法人 森は海の恋人 理事長 畠山重篤さんによる「人の心に木を植える」と題した
講演会が開催されました。
畠山さんは,牡蠣の養殖業を営んでいるそうですが,環境の悪化により.牡蠣がまったく採れなくなった時期が
あったそうです。
牡蠣の漁場は,川が運ぶ森の養分が牡蠣の餌となる植物プランクトンを運んでくるので,川が海に注ぐ汽水域に
形成されます。そこで,きれいな海を取り戻すためには,川の流域に暮らす人々と価値観を共有しなければいけない
ことに気がつき,平成元年から上流の森に植樹を始めたそうです。
畠山さんのお話を聴き,森と海とまちををつないでいる鏡川の大切さを改めて実感しました。
ところで,みなさんは「森は海の恋人」という言葉,何だか心に残りませんか?
講演の中で,畠山さんは,何かをする時には,みんなが感じることができるキャッチフレーズが大切だとお話されて
いました。鏡川にもみんなが一つになれるようなキャッチフレーズがあるといいな!
【NPO法人 森は海の恋人 理事長 畠山重篤さんの講演会】
「楽しみの時間」では,子どもたちによる流域ミュージカル「いっしょに歌いゆうがよ物部川」もあり,物部川にとって
流域にある森の存在がとても大切だということを,子どもたちの歌声と一緒に届けてくれました。
みんな一生懸命で,心温まるミュージカルでした。(来年は私も出たいなぁ。。)
「ごはんの時間」のメインは,「シカカレー」。実は,これを一番の楽しみに来たのです。。
自然に優しく,「マイ容器」を持ってきた人は,無料でいただくことができました。
もちろん私も「マイ容器」持参です!お肉も柔らかくて,ご飯もカレーも大盛り!大満足のお昼ご飯でした!
【流域の恵み「シシカレー」 すぐに完売したそうですよ!】
先週末は,仁淀川でシンポジウムが開催され,川に子どもたちを呼び戻すためのワークショップ等が開催され,
今週は,物部川で「物部川に感謝する日」が開催されました。どちらも市民団体や実行委員会,協議会.そして行政等
が一緒になり開催されていて,今日のイベントはなどは,100人くらいのスタッフで実施されたそうです。
鏡川でも,みんなで何かやってみたい!!と強く感じた一日でした。