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春の工石山でパシャッ!
No.190 春の工石山でパシャッ!
ほぼ週刊鏡川 2018.4 .27
雲ひとつない青空の中,工石山に登ってきました。
工石山青少年の家と環境政策課の共催事業として,
「春の登山と写真撮影教室」を毎年4月に実施しています。
今回の参加者は小学2年生のお子さんから60歳台の方まで。
登山も写真も初心者の私。みんなの足をひっぱらないようにがんばります!
まずは,写真の上手な撮り方のレクチャーを講師の方からうけます。
ポイントは人間目線だけではなく,動物などの目線でファインダーを覗いてみること。
たとえば,犬の目線やカブトムシの目線までカメラをおろし
そこから見た景色はどんなふうに見えるのか。
被写体を真上から見たり真下から見たりしてみると
普段見ている姿とは全然違う発見ができます。
レクチャーをうけた後は,準備運動もしっかりとして,いよいよ登りはじめます。
冒頭でも書きましたが,この日はほんとに良い天気で,
登っていると汗ばむ陽気でした。
子どもたちも半袖になって元気よく登っています。
今回は北まわりコース。
ドロマイト採石場跡では,春にはあまり見ることができない(冬には良く見ることができるそうです)
石鎚山を見ることができ,みんなその姿をカメラに収めていました。
ヒノキ風倒根や根曲がり杉など,昭和38年に上陸した台風9号によってなぎ倒された木々も見ることができます。
杉を一瞬にしてなぎ倒した台風の力もすごいですが,
倒されても起き上がった杉の力も自然の偉大なパワーが感じられてすごいですね。
折れて間もない感じの木も。昨年の台風21号の影響でしょうか?
お昼休憩のサイの河原では,なんと15cm級のイシヅチサンショウウオを発見!!
「目玉がかわいい!!」「こっち向いて!!」
人気者のサンショウウオくん。(オスかな?)
あっという間に人だかりができ,芸能人さながらの写真撮影タイムとなりました。
もちろん,撮影が終わったら川に放してあげましたよ。(ゆっくり休んでねzzz)
いつもはこの時期にアケボノツツジが満開なのですが,
今年は暖かい陽気のために,終わりかけかも…という話だったのですが,
まだ残ってくれているツツジもありました。
原生林を彩るアケボノツツジの美しさは,心をおだやかにさせてくれる魅力があります。
今回撮った写真を,毎年開催している『鏡川写真コンテスト』に
応募したいと言ってくれた参加者の方もいました。
山の写真でもいいの?と思われるかもしれませんが,
工石山は鏡川の源流域が流れています。流域で撮ったものであれば,
山の写真でも人の写真でも動物の写真でもかまいません。
カブトムシの目線・アリの目線になってお気に入りの風景等を探してみてください。
工石山では、年間通じて登山を楽しむイベントを開催しています。
春夏秋冬楽しめる山登りにみなさんも参加してみませんか。