本文
平成30年度鏡川流域ネットワーク情報交流会が開催されました
No.201 平成30年度鏡川流域ネットワーク情報交流会が開催されました
ほぼ週刊鏡川 2019.4 .8
去る3月9日(土曜日)に,平成30年度鏡川流域ネットワーク情報交流会を開催しました。
今年度は少し足を延ばして,土佐山地域で情報交流会を行いました。第1部は,土佐山夢産地パーク交流館「かわせみ」にて,第2部は土佐山運動公園裏山にて行いました。
第1部では,鏡川流域ネットワークで長年代表をお務めいただいた野島 幸一郎さんが諸般の事情で代表を辞任されることになったので,総会にて役員改選を行い,宮本 典晃さんが新代表に就任されました。
また,野島さんには長年のご尽力に感謝し,顧問に就任していただくことが決定しました。
野島さん,長い間お世話になりました。ありがとうございました。
宮本さん,これからよろしくお願いいたします。
役員改選後は,情報交流会出席団体でそれぞれ順番に,自身の所属する団体の活動等について説明をし,情報交換を行いました。
その際,鏡川漁業協同組合の大崎さんがアユについてパワーポイントで発表をしてくれたり,鏡川“魚の道”をつなぐ会の宮崎さんが,トリム公園前や物部川のアユの産卵場の動画を披露してくれました。
非常に興味深い内容で,皆さん魅入っていました。
第2部は,こうち森林救援隊さんの作業現場である土佐山運動公園裏山を見学させていただきました。
時間が押してしまった関係から,残念ながら実際の作業を見ることはできませんでしたが,こうち森林救援隊の中川さんが現場を案内し,丁寧に説明をしてくださいました。
皆さん,真剣に話を聞いています。
こうち森林救援隊さんは,企業や行政と3者協働の森づくりをしています。
ここ土佐山運動公園裏山は,平成19年2月に高知市と協定を結び,未整備人工林の除間伐整備をスタートし,平成20年4月にToto(株)のどんぐりの森づくり事業とマッチングし,除間伐の完了した人工林内に落葉広葉樹を植え,針・広混交林を目指す森づくりもスタート。その後,様々な企業が協賛企業として名乗りを挙げ,(社)国土緑化推進機構の支援も受け,どんぐりの森づくり事業を確かなものとして定着させてきました。
11年に亘る整備を続け,当初は人が立ち入ることも困難な状況でしたが,遊歩道の整備もされ,現在は年2回の植樹祭も定着し,1,000株を超える植樹ができたそうです。
他にも,こうち森林救援隊さんは,水源の森・ノツゴ山・南ケ丘ニュータウン北山・春野総合運動公園・野並山など様々なフィールドでご活躍されています。
作業現場を見ると,こうち森林救援隊さんの熱心で丁寧なお仕事ぶりが伺えました。
こうち森林救援隊さんは,年間約200日活動しており,延べ2,000人程が活動に参加されているとのことで,このような積極的な活動に成功している団体のお話を聞けたことは鏡川流域ネットワークにとって,とても有意義な時間でした。