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鏡川早朝ウォーキングに初参加してきました
No.38 鏡川早朝ウォーキングに初参加してきました
ほぼ週刊鏡川 2011年4月22日
4月からこのコーナーを担当することになりました。これまで以上に鏡川の魅力を精一杯お伝えできるようがんばります。
さて,早速4月10日に「鏡川早朝ウォーキング」に初めて参加してきました。このウォーキングは毎回異なったテーマが設けられているということで,今回のテーマは桜,「築屋敷(ツキヤシキ)ほかの桜並木」とのこと。ちょうど満開の桜を見ることができました。
朝5時半にみどりの広場に集合しました。まだ薄暗く,集合場所には目印として,瓶の中ににろうそくを入れたカンテラの明かりがともされていました。
さあ,出発です!みなさん元気よく,水際の遊歩道を上流に向かって歩き始めました。
まずは高知市の鏡川清流保全条例で「自然環境保全区域」として指定されている「山内神社の森」。早朝の桜もきれいです。
水際の遊歩道から堤防の内側へ入るため,月ノ瀬橋の上流で堤防を登りました。目の前には満開の桜が広がり,ウォーキングのメンバーを迎えてくれます。
コースの途中で,樹木医の野島さんによる桜の解説がありました。このウォーキングは,ただ歩くだけでなく,専門家のお話も聞けるので,とても勉強になります! 朝から勉強?というほど難しい話ではありませんが,健康増進のほかに,いろんな豆知識が得られる,一石二鳥の活動だと思います。
日本では約300種の桜があり,お花見の対象となっている桜のほとんどが,エドヒガンとオオシマザクラの交雑種であるソメイヨシノだそうです。ソメイヨシノの寿命は地域によって異なり,高知では高温多湿のため,他の地域よりも短く,50年から60年くらいのようです。ちなみに,築屋敷の桜はみたところ,40歳くらいということでした。どれも立派な枝振りで,見ごたえがありました。
「今日この桜を見なければいつ見るの?」という絶好の日に「鏡川早朝ウォーキング」が催され,天候にも恵まれ本当に最高でした。今年見逃した方はぜひ来年,乞う,ご期待です。
桜並木を見ながら下流へ歩きます。満開の桜と普段あまり見たことがない朝日とのコラボレーションで,かなり贅沢な気分です。太陽に向かって歩くことになり,まぶしかったので,何度か振り返って桜を見ました。「やっぱりきれい!すばらしい!」
少し下流へ下って,柳原橋から上流をみたところです。向かって右側が築屋敷の桜です。これから後,みどりの広場まで約1.5km歩いて解散となりました。この時期にしか見ることのできない”桜”の映像を脳裏にしっかり焼き付けて早朝の街を帰路につきました。
来月以降は
5月8日 テーマは新緑,「山内神社や潮江天満宮の境内の新緑を観察」
6月12日 テーマはアジサイ
が予定されているようです。季節によって色々な姿の鏡川が見れそうですね。
これからも,四季折々の鏡川の風景をお伝えしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。